【貯金額】43歳女性の場合
プロフィール
43歳、女性
不動産事務のパート、年収60万円
夫(45歳、会社員)と子ども2人(9歳、小学生&4歳、幼稚園)の4人暮らし
【相談内容】私立中学に通わせるといくらかかりますか?
「1人目の子どもが私立中学に通う可能性が高くなりました。もし2人目も中学受験をしたいと言ったら家計が厳しくなるのは避けられません。今からどの程度貯蓄しておけば良いでしょうか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である40代2人以上世帯の貯金額は、平均が889万円、中央値が220万円です。
質問者さんの資産額は約2,870万円で、これは平均貯金額の約3.2倍、中央値の約13倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
私立中学の費用はどのくらい?
質問者さんは、2人のお子さんが私立の中学校に通うことになった場合に備え、どのくらい貯めておけば良いのかをお知りになりたいのですね。
令和3年度の文部科学省の「子供の学習費調査」によると、私立中学にかかる概算の学習費は1人あたり年間143万6,353円。
*……参考https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_chousa01-000026656_1a.pdf
よって、お子さん1人が3年間私立中学に通った場合の費用は約430万円、お子さん2人だと約860万円が必要ということになります。
私立中学の費用はどう貯めればいい?
高額になりがちな私立中学校の費用は、現金貯金で備えることが大原則となります。
なぜなら、教育資金は安全第一で準備することが大切だからです。
投資で教育資金を準備しようとすると、元本割れのリスクを避けるために15年以上の長期投資が必要になります。
株式市場は短期的には上下に変動しますが、長期的には上昇傾向にあるもの。
しかし、15年未満の投資期間では、市場の変動によって元本割れするリスクが高くなります。
教育資金は、子どもの将来のために確保しておきたいお金です。
そのため、リスクを取るよりも安全に貯蓄することが賢明。
定期預金や普通預金など、元本が保証された方法で着実に備えましょう。
まとめ
・質問者さんの資産額は約2,870万円で、これは平均貯金額の約3.2倍、中央値の約13倍となります。
・子ども2人が私立中学に通う場合の費用総額は約860万円です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
ほかの子育て世帯の貯金額は……
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