【リアル給与明細】35歳、看護師。子どもの教育費のために転職か起業をしたいです【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。明細の内訳から、改善できるポイントあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【35歳 看護師】

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ゆきFP
ゆきFP
2024.06.05

【リアル給与明細】35歳、看護師の場合 

【リアル給与明細】35歳、看護師の場合

プロフィール

35歳、女性
看護師

▼現状
看護師歴14年。
ボーナスは年間120万円。
労働時間は月150時間、残業は月5時間程度。
夫婦共働き、中学1年生と高校1年生の子どもがいる。

【相談内容】教育費の不安がある中で、転職や起業は難しい? 

解説するのは……

 

◆ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。

転職や開業で今より収入は上がる?

質問者さんは、転職や開業をしたいけれど、2人のお子様の教育費がご不安のようですね。

結論から申し上げると、今より大きく収入を上げるには開業をおすすめします。
なぜなら、現在の職場の給料は平均より高く、より良い条件の会社に出会うのは難しいからです。

個人での事業は、収入が安定しないリスクもあります。
ビジネスやお金の知識をつけて、小さく始めてみることが成功の近道です。

教育費はいくらかかる?奨学金や教育ローンを利用する方法もある

まずは、教育費がいくら必要かを確認しましょう。

塾代などの習い事費も含め、高校3年間の平均は公立で154.3万円私立で315.6万円
大学4年間の平均は、公立で248.1万円私立で469.0万円です。

*……参考https://www.jfc.go.jp/n/finance/ippan/kyoikuhi/cost.html

また、自宅から通うのが難しいのであれば、下宿が必要。
一人暮らしの生活費の平均は12.8万円と、大きく支出が増えます。

*……参考https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html

貯蓄を取り崩す以外にも、奨学金や教育ローンを利用する方法もあります
現在の貯蓄と今後の貯蓄予定額を計算して、計画的に準備しておきましょう。

現在の職場は高給与、開業であれば大きく収入アップも目指せる

現在の会社より条件のよい転職先は数が限られるでしょう。
なぜなら、質問者さんは月給約41万円と、勤続年数10〜14年の平均月給34万円よりも大幅に高いためです。

*……参考https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001213360&tclass2=000001215880&tclass3=000001215884&stat_infid=000040163754&tclass4val=0

転職で給与を上げたいのであれば、信頼できるエージェントに頼ることが成功の近道。

大きく収入アップを目指すのであれば、開業がおすすめです。
もちろんリスクはありますが、収入に天井はありません。

看護師の起業で多いのは、訪問看護ステーションやデイサービス
また、美容サロンや健康志向のカフェなど、他業種でも元看護師の強みを活かせるでしょう。
医療以外の知識をつけて、スモールビジネスで始めるのがおすすめ。

ご自身で開業されるのであれば、まずは小さく始めましょう
なぜなら、リスクを抑えることができ、長期的にみて成長できる可能性が高いからです。

資金調達に関しては、日本政策金融公庫からの支援を受けられる可能性もありますよ。
ビジネスやお金の知識を積極的に学び、事前に準備しておくことが大切です。

まとめ

看護師の女性出典:stock.adobe.com

・現在の月給は平均より高く、条件にあう求人は限られる。
・起業はリスクがあるものの、大きな収入アップも可能。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。
特に、お金の制度をわかりやすく伝えることが得意です!
育休ママ向けにInstagramで発信もしています。
https://www.instagram.com/chanyuki_money