【アスパラガスの下処理】基本を押さえよう
アスパラガスの根元は筋っぽくて硬いので、下処理をしないと食感が悪くなり、せっかくの美味しさも半減してしまいます。
太さに関わらず、基本的な下処理の手順はいずれも同じ。
乾燥して硬くなっている断面を包丁で切り落とします。
普通の太さであれば、1cmほどでOK。
根元と茎の真ん中付近を両手で持ち、軽くしならせます。
穂先の方はよくしなりますが、根元から4〜5cmほどの場所に、軽い力では曲がらない場所があります。(強い力をかけると、ここでポキンと折れます)
何度かやっているうちに、軽くしならせるだけで茎の硬さの違いがわかるようになりますよ。
硬い場所とやわらかい場所の境目を確認したら、境目から根元に向かってピーラーで皮を剥きます。
まな板にアスパラガスを置き、茎を押さえて回しながら剥くとやりやすいですよ。
茎の白い部分が見えるくらいまでを目安に、薄く剥きましょう。
包丁で削ぐように取り除いてもいいですが、ピーラーのほうが簡単でおすすめです。
旬の時期や、新鮮でやわらかいアスパラガスであれば、皮剥きが不要な場合もあります。
これで下処理は完了です。
さらに舌触りよく仕上げたい場合は、はかまも取り除くほうがいいですが、気にならなければそのままでOK。
穂先はやわらかいので、下処理の必要はありません。
【アスパラガスの下処理】太いものはどうする?
太いアスパラガスも、基本の手順は同じ。
硬い断面を1.5〜2cmほど切り落とします。
茎をしならせて、皮を剥く範囲を確認します。
太いものは茎が硬いと思いがちですが、細いもの同様にしっかりしなるので硬さの違いがわかりますよ。
ピーラーで皮を薄く剥きます。
鮮度にもよりますが、茎の1/3〜半分ほどが目安です。
【アスパラガスの下処理】細いものはどうする?
細いアスパラガスは、根元の方の茎を両手で持ってしならせ、硬い根元をポキンと折るだけ。
皮は剥かなくてOK。
どうしても筋が気になる場合は剥いてもいいですが、食べられる部分が少なくなるだけでなく見栄えも悪くなるため、おすすめしません。
太さ別!おすすめ調理法
「太いほど皮が厚くて硬い」と思いがちなアスパラガス。
実は、太さに関係なく繊維の数は同じなので、むしろ太いほどジューシーで甘く、やわらかいんです。
一方で、細いものはシャキっと歯ごたえがあり、風味も豊か。
それぞれの美味しさを引き出す、おすすめの調理法をご紹介します。
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太いサイズ
切り分けずに、1本まるごと調理するのがおすすめ。肉巻きはもちろん、シンプルにグリルで焼くだけでも主役級のおかずに!
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普通のサイズ
適度な味の濃さと食べ応えがあり、用途を問わずに使えます。茹でる・焼く・炒めるだけでなく、レンジ調理にもおすすめ!
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細いサイズ
食べやすい大きさに切り分けて、炒め物にするのがおすすめ。筋っぽさが少なく、濃い目の味付けでも負けない豊かな風味も楽しめます。スープや炊き込みご飯に入れても◎
料理や好みに応じて、使い分けを楽しんでみてください。
太さに合わせた下処理で美味しさを引き出そう
ちょっとしたひと手間で、美味しさをぐんと引き出せるアスパラガス。適切な下処理を行って、太さごとの美味しさを楽しみましょう。
◆ライター / satomi
食べること、作ることが大好きな30代。
夫婦揃って美味しいものに目がなく、週末はごはん屋さんを巡ってあちこち街歩きを楽しんでいます。
家ではハーブや野菜を育てたり、肌荒れ改善のために飲んだ甘酒をきっかけに発酵食の魅力に取り憑かれ、手軽に作れる発酵ごはんや発酵スイーツを日々研究中です。
自分の経験を活かしながら、大好きな食を通じて「美味しいしあわせ」をお届けできれば嬉しいです。
保有資格:オンラインフードクリエイター
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