グチャっとするのは「切る場所」が間違っていた!
くし切りにする際、普通に切り分けると断面から果肉のドロッとした部分が飛び出てしまいます。
仕上がりを水っぽくしたくないときや見栄えを美しくしたいときはがっかり……。
包丁やまな板が汚れて片付けの手間が増えるだけでなく、食べられる部分が無駄になりとてももったいないですね。
実は、「切る場所」さえ押さえておけば、そんな悩みはバッチリ解消できるんです。
放射線状の白い線を避けて切るのが正解!
トマトのお尻の部分をよく見ると、中心から放射線状に白い線が伸びています。
そこは果肉が入っている部分で、触ってみると少し膨らんでいることが分かるはず。
この線を避けて線と線の間を切れば、果肉に刃を入れることなく切り分けられますよ。
2等分に切り分けてみましょう。
包丁がスッと入り、断面もキレイに切り分けられました。
残りも同様に、白い線を避けて8等分に切り分けてみましたが、果肉はほとんどこぼれ出ていません。
切る場所1つで、こんなに仕上がりに違いが出るとは驚きですね!
ただ、トマトによっては白い線がほぼないものもあるようです。
触ってみると少し膨らんでいますが、分かりづらいことも……。
どうしても水っぽい仕上がりにしたくない場合は、買い物のときにくっきりと白い線があるものを選んで購入するのが安心です!
ミニトマトも、コツはたった1つだけ!
ミニトマトも、切るべき場所を押さえておけば果肉が飛び出ることはありません。
ミニトマトの形をよく見ると、まん丸ではなくやや楕円になっていることが分かります。
写真では、縦の幅が横の幅よりもわずかに狭いですよね。
幅の狭い方に包丁を入れると、果肉が飛び出ることなく切り分けられるんです。
左が幅の狭い方を切ったもの、右が幅の広い方を切ったものです。
比較してみると、その違いは一目瞭然ですね!
コツを押さえてキレイに切り分けよう
切り方を1つ変えれば、トマトをグチャッとさせず、キレイに切り分けることができます。
これから気温が上がり、トマトが美味しい季節がやってきます。ぜひ切り方を使い分けて、トマトを料理に活用してみてください。
◆ライター / satomi
食べること、作ることが大好きな30代。
夫婦揃って美味しいものに目がなく、週末はごはん屋さんを巡ってあちこち街歩きを楽しんでいます。
家ではハーブや野菜を育てたり、肌荒れ改善のために飲んだ甘酒をきっかけに発酵食の魅力に取り憑かれ、手軽に作れる発酵ごはんや発酵スイーツを日々研究中です。
自分の経験を活かしながら、大好きな食を通じて「美味しいしあわせ」をお届けできれば嬉しいです。
保有資格:オンラインフードクリエイター
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。