【リアル給与明細】40代、福祉職。業界自体が低賃金……30万にも届かない

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【40代 福祉職】

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sino
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2024.04.04

【リアル給与明細】40代、福祉職の場合

福祉職明細

プロフィール

40代、男性
福祉業界管理職

▼現状
労働時間は月160時間、残業は月3時間程度。
ボーナスは約100万円。

【相談内容】福祉業界自体が低賃金なのは分かっていますが、40代で手取り20万円台はあまりにも少なすぎると思います。せめて手取り30万円は欲しいです。

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

低賃金の業種で、お給料は増やせる?

質問者さんは、福祉業界そのものが低賃金であることを理解されたうえで、現在のお給料が少なすぎることに悩んでいるのですね。

結論から言えば、低賃金の業種でいくら頑張ってもお給料アップを狙うことは困難です。

なぜなら、福祉サービス事業者がもらえる介護報酬は上限が決まっており、かつ国の定める介護報酬が低く設定されているからです。
このような業界構造があるため、福祉職のお給料はなかなか上がらない現状があります。

しかし、入ってくるお金を増やす方法がまったく無いわけではありません。

入ってくるお金を増やす方法は、以下の2つ。

  1. 副業をする
  2. 異業種に転職する

順に解説しますね。

①副業をする

入ってくるお金を増やす方法1つめは『副業をする』です。

「副業」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、今持っているスキルを活かすだけでも十分に稼げるんですよ。

クラウドソーシングサービスを利用して介護に関する相談を受けたり、介護に必要な知識をブログやYouTube(ユーチューブ)などで発信してみてください

もしこれから伸ばしてみたいスキルや挑戦してみたい仕事があれば、副業を機に勉強を始めるのも将来への投資になります。

副業は、コツコツやれば数万円稼げる可能性があり、自分にハマる副業が見つかれば本業を超える収入を得ることも不可能ではありません。

初めは少額しか稼げないかもしれませんが、お給料以外の収入が入ってくる喜びを知れば、それを糧に継続して収入を伸ばせるようになりますよ。

②異業種に転職する

現在働いている職種ではそもそもお金を稼げず、それでも本業で収入を上げたいのであれば、異業種に転職することをおすすめします。

福祉や医療業界はやりがいがありますが、報酬面では頑張ったぶんだけ給与がアップする仕組みにはなっていません。

本業で収入を上げたければ、時代の波に乗った業種への転職を狙いましょう

今はIT関連の業種がトレンド。
有利な転職のために勉強を始め、プログラミングやWebデザインなど転職に有利な知識を身につけるのも、自己投資としてとても有効です。

職種を変えることに抵抗がなければ、思い切って異業種への転職チャレンジも視野に入れてみてください。

sino's アンサー『どんな環境でも、工夫次第で収入アップできる!』

今回のアドバイスのポイントは『どんな環境にいても、工夫次第で収入アップできる!』です。

稼げない職種で働いていると「一生稼げないんだな……」と落ち込んでしまいがちですよね。

しかし、どんな環境であっても自分の工夫次第で収入アップは可能です

自分の「得意」や「好き」を見つけて副業を始めたり転職したりすることも、「やる」か「やらない」かも、自分次第です。

初めの一歩を踏み出すのは少し勇気が必要ですが、ぜひ自分らしく働きながら希望の収入が得られる環境を手に入れてくださいね。

まとめ

低賃金の業種で働いている人は「副業をする」「異業種に転職する」の2つにチャレンジしてみて。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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