【2024】花粉シーズンはいつからいつまで?種類・地域別の飛散時期や飛散量を解説

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止まらないくしゃみや鼻水に、気になる目の痒み……花粉症の症状は辛いですよね。花粉シーズンをできるだけ楽に過ごすには、症状が出る前に早めに通院することが大切です。
そこでこの記事では、地域&種類別の花粉の飛散時期を解説します!花粉シーズンがいつからいつまでなのかを知り、今年の花粉症対策に役立ててくださいね♪

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koharu hino
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2024.02.28

【2024】今年の花粉はいつから飛ぶ?

スギ花粉出典:www.shutterstock.com

日本気象協会によると、スギ花粉は2月中旬までに九州から関東と、東北の一部で飛散開始となり、スギ花粉シーズンは例年より早くなった所が多いようです。(出典:日本気象協会「2024年 春の花粉飛散予測(第4報)」)

また、地域によっても異なりますが、飛散がピークを迎えるのはだいたい2〜4月末頃といわれています。

ただし、一般的な飛散時期ではない時期においてもわずかな量の花粉が飛ぶ可能性があるため、花粉対策は早めに行なっておきましょう。

【2024】今年の花粉飛散量は例年並みか例年よりやや多め

水色の背景に鼻をかむ女性出典:www.shutterstock.com

2024年の花粉の飛散量は、例年に比べると多くの地域で例年並みかやや多めとなる見込みでしたが、前シーズン(2023年)と比べると九州から東北南部まで多くの地域で少なくなる予想です(出典:日本気象協会「2024年 春の花粉飛散予測(第3報)」)

春に飛散するスギやヒノキの花粉飛散量は、前の年における夏の気象条件や春の飛散量が大きく影響しています。

前年夏に花芽の形成に好条件な「高温・多照・少雨」という気象条件が揃うと翌年春の飛散量が増え、春に多く花粉が飛散した年の翌年は飛散量が減少する傾向にあるそう。

2023年の夏は猛暑で雨が少なく、春の花粉飛散量は多い傾向でした。
そのため、今年の花粉飛散量は例年より多く、前年よりは少ないと予想されています。

地域&種類別!花粉の飛散時期

3月のカレンダーと白いマスク出典:www.shutterstock.com

花粉の飛散時期は地域や花粉の種類によっても異なります。
自分が住んでいる地域や症状が出やすい花粉の種類ごとに、飛散時期をチェックしてみましょう。

北海道エリア

北海道は本州に比べると花粉の飛散が少ないエリアです。
基本的に飛散する時期も短めですが、地域によっては比較的たくさん花粉が飛ぶこともあります。

特にシラカンバ(シラカバ)の花粉には注意が必要なため、反応しやすい人は早めに対策すると◎

<植物の種類別・北海道エリアの花粉飛散時期>

  • ハンノキ属:3月中旬〜5月中旬
  • スギ:3月中旬〜5月中旬
  • ヒノキ科:4月下旬〜6月
  • シラカンバ:4月下旬〜6月上旬
  • イネ科:5月〜9月
  • ブタクサ属:-
  • ヨモギ属:8月〜9月
  • カナムグラ:-

東北エリア

東北地方は関東地方に並んで花粉の飛散量が多く、特にスギ花粉は2月中旬〜4月までのピーク時期以外に、秋から冬にかけても飛散します。

スギとヒノキの2種類に反応してしまう人はひどい花粉症の症状が出る期間が長く、1年中悩まされる場合も。

<植物の種類別・東北エリアの花粉飛散時期>

  • ハンノキ属:1月中旬〜6月中旬
  • スギ:1月下旬〜6月中旬、秋から冬にかけても少量飛散
  • ヒノキ科:3月中旬〜5月中旬
  • シラカンバ:4月〜6月中旬
  • イネ科:3月下旬〜10月
  • ブタクサ属:8月中旬〜10月中旬
  • ヨモギ属:8月中旬〜10月
  • カナムグラ:8月下旬〜11月中旬

関東エリア

ベッドの上で鼻をかむ女性出典:www.shutterstock.com

関東地方は他のエリアと比べても、1年中花粉がたくさん飛散するエリアです。
さまざまな種類の花粉が飛ぶので、複数の植物に反応する人はそれだけ花粉症に悩まされる期間も長くなってしまいます。

2月〜4月はスギ花粉、3月〜5月はヒノキ花粉のピークとなるでしょう。
ブタクサやヨモギなどの草本花粉も長い期間飛散するため、しっかりとした対策が必要です。

<植物の種類別・関東エリアの花粉飛散時期>

  • ハンノキ属:1月中旬〜5月
  • スギ:1月〜7月上旬、9月〜12月
  • ヒノキ科:1月下旬〜7月上旬
  • シラカンバ:-
  • イネ科:2月上旬〜12月
  • ブタクサ属:7月中旬〜12月
  • ヨモギ属:7月下旬〜11月中旬
  • カナムグラ:8月中旬〜11月中旬

中部・東海エリア

中部・東海エリアの花粉は関東地方に比べると種類や量が少なく、飛散のピークは関東より少し遅れて訪れます。
ただし、スギやヒノキといった代表的な花粉の飛散がピークの時期は強い症状が出る人も多いため、しっかり対策しましょう。

微量ですが1年を通して何かしらの花粉が飛んでいる場合もあるので、気になる人はマスクやメガネを着用して出かけると◎

<植物の種類別・中部&東海エリアの花粉飛散時期>

  • ハンノキ属:1月中旬〜4月中旬
  • スギ:1月〜5月上旬、10月下旬〜12月
  • ヒノキ科:3月中旬〜5月中旬
  • シラカンバ:-
  • イネ科:3月下旬〜10月
  • ブタクサ属:9月中旬〜下旬
  • ヨモギ属:8月中旬〜11月中旬
  • カナムグラ:9月中旬〜11月上旬

関西・中国・四国エリア

目に痒みを感じる女性出典:www.shutterstock.com

関西・中国・四国エリアでは、スギ花粉が2〜3月に、ヒノキ花粉が4月に飛散のピークを迎えます。

また、イネ科の花粉がほぼ1年中飛散しているため、反応しやすい人は症状が出る前に早めの対策を心がけてください。

<植物の種類別・関西&中国&四国エリアの花粉飛散時期>

  • ハンノキ属:1月〜6月中旬
  • スギ:1月下旬〜5月上旬、10月〜12月
  • ヒノキ科:1月下旬〜5月
  • シラカンバ:-
  • イネ科:1月上旬〜中旬、3月中旬〜11月中旬
  • ブタクサ属:8月下旬〜10月中旬
  • ヨモギ属:8月下旬〜11月中旬
  • カナムグラ:8月上旬〜11月中旬

九州エリア

九州エリアは、2月〜3月にピークを迎えるスギ花粉や、3月〜4月にピークを迎えるヒノキ花粉の飛散量が多いです。

特にスギ花粉はピーク時期を過ぎた後も1年を通して飛散が続くため、症状が出やすい人は日常的な対策が必要となるでしょう。

<植物の種類別・九州エリアの花粉飛散時期>

  • ハンノキ属:1月中旬〜5月
  • スギ:1月下旬〜7月上旬、9月上旬〜12月
  • ヒノキ科:3月〜5月中旬
  • シラカンバ:-
  • イネ科:2月中旬〜12月
  • ブタクサ属:9月〜10月
  • ヨモギ属:8月中旬〜11月上旬
  • カナムグラ:8月下旬〜11月上旬

花粉症を悪化させないためのポイント

花粉症対策用のメガネとマスク出典:www.shutterstock.com

鼻水やくしゃみが止まらなかったり、目が痒くなったり……花粉症の症状はとても辛いですよね。

せめてこれ以上花粉症を悪化させないために、できることは何なのでしょうか?
ここでは、花粉症を悪化させないためのポイントをご紹介します。

マスクやメガネなどを着用しできるだけ花粉を避けて

花粉症はアレルギー疾患の一種なため、もっとも基本的な対策は原因である花粉を避けることです。
とはいっても、飛んでいる花粉を完全に避けることは不可能なので、外出時はマスクやメガネなどを着用し、できる限り花粉が体内に入り込むのを防ぐよう心がけてください。

花粉ガードを目的としたマスクやメガネも数多く販売されているので、気になる人はチェックしてみるのがおすすめです♪

また、衣服に付着した花粉にも注意が必要。
帰宅したら、家の中に入る前に服に付いた花粉を払い落としましょう。
花粉の飛散が多い時期は洗濯物を外に干さないようにしたり、空気清浄機を活用したりするのも◎

薬を飲んでいる人も薬だけに頼るのではなく、物理的に花粉をシャットダウンすることが大切です。

症状が出る前に早めの対策をすると◎

薬剤師が薬を処方する出典:www.shutterstock.com

花粉シーズンをできるだけ楽に乗り越えるには、花粉症の症状が出る前に薬などで対策することも重要です。

花粉症は毎年同じシーズンに症状が現れるもので、検査をすれば自分が何の花粉に反応しているか調べられます。
そのため、症状が出る前に薬による初期予防治療をすることで、発症を遅らせたり軽い症状でおさえたりできる可能性があるそう。

症状がひどい人は、ぜひ一度病院に行ってみてくださいね!

花粉シーズンが訪れる前に早めの対策を!

花粉シーズンがいつからいつまでなのかや、花粉症を悪化させないためのポイントを解説しました。
花粉症は、早めの対策をとることで軽い症状におさえられる可能性があります。
ぜひ自分が反応しやすい花粉の飛散時期について知り、花粉症対策に役立てましょう!

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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