手取り23万円、4人暮らしの【リアル家計簿公開】これ以上、節約できる?

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読者から寄せられたリアルな家計簿を大公開。家計簿の収入と支出の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【28歳と27歳の夫婦】

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sino
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2023.12.21

【リアル家計簿】28歳・27歳の夫婦の場合

家計簿 28歳と27歳の夫婦の場合

家族構成

夫……28歳 公務員
妻……27歳 フリーター
子……4歳、1歳

の4人暮らし。収入はほぼ夫のみ。

夫の収入が少ないためギリギリの生活をしています。
もう少し、節約する方法はあるでしょうか?

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

GOODポイント

まず、相談者さんの家計簿を見ると、住宅費が15,000円と少なく、車を所持していないところは家計のバランス的に◎
社宅制度や会社の家賃補助などが活用できるのであれば今後も積極的に活用していきましょう。
車の維持費がかかっていないので、現在かかっている交通費15,000円は適切な支出額です。

気になるポイント

一方、気になるのが9,000円の通信費。もし、インターネット料金が含まれているのであれば、適切な価格ですが、携帯代だけで9,000円だとすると、格安スマホを使えば約半額まで抑えることができます。携帯キャリアの見直しを検討してみてほしいところ。

そして、生活満足度を下げずに節約生活をするためには『かけるところにはお金をかける』のがポイントです。
食費が70,000円、交際費が40,000円、習い事16,000円が収入に対して高額となっていますが、相談者さんのご家族はこれらのどこに一番幸福感を感じているでしょうか。

「これはゆずれない!」というところにはこれからもしっかりとお金を使ってOK!しかし、お金を使うポイントは幸福度の高い項目だけにしぼりましょう。
具体的には、食事にはお金をかけたいのならば、食費はそのままにして交際費を10,000円ほどカット。
習い事はこれからも続けたいのであれば、習い事費はそのままにして食費を10,000円削減できるように家計を組みなおしてみてください。

貯蓄と節約

現在貯蓄に充てられているお金は30,000円。小さな子どもが2人いて毎月貯蓄にお金をまわすことができているのは素晴らしいですね。
しかし、理想を言うと毎月の理想の貯蓄額は手取り収入の2割と言われています。
今回のケースで言えば毎月の理想の貯蓄額は46,400円となるので、節約を心がけてあと16,000円程度を貯蓄に回すことができれば未来への備えはバッチリです。

まだ貯金がなければ、一家の大黒柱の病気などに備えて約半年程度の生活資金を貯めておきましょう。それ以降の貯蓄は現金貯金だけでなく、NISA制度などを利用して投資にもお金をまわして賢くお金を増やしていくのもいいですね。

sino's アンサー『生活満足度を下げないこと』

今回の節約ポイントは生活満足度を下げないことです。

家族が幸福を感じることにはお金を投下し、それ以外のところは徹底的にカットすることで楽しみながら家計管理をしていきましょう。

まとめ

・社宅制度や家賃補助制度など、使える制度は賢く利用してコストカット!

・格安スマホを利用して通信費を賢くグッと抑えよう

・かけるところにはお金をかけて『生活満足度を下げない節約』を心がけて

・貯蓄の理想は手取り収入の2割。現金貯金だけでなく安全性の高い投資も検討してみて

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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