【リアル家計簿】親子3人家庭の場合
家族構成
夫……20歳代後半 会社員営業
妻……20歳代後半 専業主婦
子……1歳
の3人暮らし
その他収入の15,000円は児童手当。子どもは保育園は行っていないとのこと。
1年以内に車を購入予定です。毎月100,000円程度は貯金も続けたい。生活費で削れるところはありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
GOODポイント
8,000円の通信費の内訳は、自宅のインターネット回線と夫婦2人分の携帯代金とのことで、お得な回線を使いつつ、夫婦とも格安スマホを活用していますね。
娯楽費38,000円のうち、13,000円は楽しみにしている週に1度の外食費とのこと。
普段の食費は25,000円としっかり抑えて、楽しむべきところにしっかりお金を投下できているメリハリ家計なところもGOODです!
気になるポイント
気になるのは保険料の11,000円です。
民間保険で必要な保険は『火災保険』『車の対人対物損害保険』『掛け捨ての医療保険』の3つといわれています。
現在車をまだ持っていないのに11,000円は保険にお金を使いすぎかもしれません。
保険料は月5,000円が目安です。不要な保険に入っていないか一度見直してみましょう。
家計設計、ここは見直してみて!
毎月100,000円の貯金が出来ている優良家計ですが、その他支出の20,000円は夫の奨学金返済に充てているとのことでここは見直しが必要です。
家計管理の優先順位は、貯蓄を増やすことよりも借金(奨学金・カーローン含む)を返すことが優先です。
一家の大黒柱が怪我や病気で一時的にでも働けなくなったとき、返さなければいけないお金があると一気に生活が破綻してしまうリスクが高いからです。
貯金は月間生活費の半年分と車の購入費を残し、残りは奨学金の返済に充てたいところですね。
奨学金をすべて返し終えれば、月々どれくらい生活にお金をかけても良いのか、お子さんの教育費のためにいくら貯金できるのかが、スッキリ見えてきますよ。
sino's アンサー『貯蓄よりも奨学金の返済に目を向けて』
今回の節約ポイントは『貯蓄よりも奨学金の返済に目を向けて』です。
毎月100,000円の貯蓄を積み上げていくより、お金が減っていく穴を埋めることが先決です。
家計全体はとても優良な管理ができているので、奨学金の返済が終われば家計管理はグッと楽になりますよ。
まとめ
・通信費や食費など、抑えやすい支出は徹底的にカットできていて◎
・保険料の目安は1ヶ月5,000円程度。不要な保険に入っていないかチェックしてみて
・家計管理の優先順位は、貯蓄よりも奨学金の返済が先。節約ポイントは押さられているので、返済が終わればグッと家計管理しやすくなります!
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