【リアル家計簿】親子3人暮らし家庭の場合
家族構成
夫……47歳 会社員主任クラス
妻……42歳 派遣看護士
子……子18歳 高校生
の3人暮らし。
来年4月から子どもが私立大学生になるので、それ以降は習い事にかかっている40,000円がかからなくなる予定。
同時に妻もフルパートで働く予定で、現在より毎月3万円程収入が増える見込み。
毎月の家計の赤字分を年2回のボーナスで補っている状況。交際費と娯楽費をきりつめているが、これ以上家計改善できる?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
GOODポイント
まず、相談者さんは毎月太陽光発電の買取で15,000円の収入が確保できています。
妻も派遣看護師として働いていて、夫も含めると収入の柱が3本確保できているのが素晴らしいですね。
収入の柱は多ければ多いほど安心です。
一家の大黒柱の収入がいくら多くても、怪我や事故で働けなくなった場合に一気に家計が悪化してしまうリスクが高くなるからです。
気になるポイント
交際費を10,000円、娯楽費を5,000円と切り詰められているのはよく分かりますが、この2つは人生の満足度を高めやすい出費項目です。
交際費と娯楽費を切り詰めすぎることで、家計管理にストレスを感じてしまってはいないでしょうか?
一方、車両費は50,000円とやや高額気味となっています。
車にこだわりがなければ、維持費の安い軽自動車への乗り換えの検討ができれば、生活満足度を高める交際費や娯楽費にお金をまわす余裕ができそうですね。
今後の家計設計
現在習い事にかかっている40,000円が来年からかからなくなり、奥さまがフルパートで働くようになれば、今より70,000円程度今より余剰資金が期待できます。
現在、375,000円の収入に対して毎月の支出が420,000円と毎月45,000円の赤字となっています。
まずはボーナスありきの家計管理をやめ、毎月の収入内で生活ができる家計を目指しましょう。
理想をいえば、ボーナスは生活費のあてにせず全額貯蓄へまわし、さらに収入の8割で月々の生活費を賄えれば、老後資金の準備もバッチリといえます。
sino's アンサー『満足度の高いところにお金を投下しよう』
今回の節約ポイントは『満足度の高いところにお金を投下しよう』です。
削るとストレスを感じやすい娯楽費や交際費は少し余裕を持たせて。
車などの維持費が高いものは、なるべくコストを抑えることがポイントです。
まとめ
・収入の柱は多いほど安心
・我慢するとストレスを感じやすい娯楽費や交際費は極端な節約を避けて
・維持費の高い車は乗り換えも検討してみて
・毎月の収入の8割で生活できれば老後も怖くない!
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。