お風呂の残り湯を使うメリットとデメリット
お風呂場の残り湯を使うメリットはなによりも「節約」になることです。普段お風呂に溜めているお湯は大体200Lほど。このお湯を再利用せずに捨ててしまうのはやはりもったいないですよね。さらに、残り湯を使えばちょうど良い温度のお湯で洗濯ができるのもメリットです。
一方で一度使ったお湯は汚れていて菌がいる、色落ちや色移りの心配などデメリットももちろんあります。このメリット・デメリットを踏まえたうえで、お風呂の残り湯を使うポイントをご紹介します。
ポイント①どんなお湯で洗えば良いか
お風呂の残り湯を使う場合、まずはお湯の状態をチェックしましょう。目に見えて明らかに汚れているなら使わない方が良いです。また、入浴剤が入っているお湯も使えません。
ポイント②いつ洗えば良いか
お風呂のお湯を使うなら、お風呂から出てすぐのタイミングで洗濯するのがベストです。長時間置いた残り湯は菌が繁殖してしまう可能性が高いため、お風呂から出たらその日のうちに使いましょう。
ポイント③すすぎで使っても良いか
洗濯機によっては、1回目のすすぎまでお風呂のお湯を使える選択肢のあるモデルもありますが、お風呂の残り湯を使うのは初めの洗い工程のみにしましょう。すすぎは綺麗な水で汚れを洗い流す必要があるので、お風呂の残り湯は適していません。
ポイント④どんな服も洗えるのか
お風呂の残り湯は30〜40℃ぐらいのぬるめのお湯なので、ものによっては色落ちや色移りの可能性があります。望ましいのは白や淡い色系の衣服で、黒や濃い色の衣類に使うのは避けた方が良いでしょう。
ポイント⑤どの洗剤で洗えば良いか
普段着の洗濯に使うと仮定した場合、アルカリ性の洗剤を使うと良いでしょう。おしゃれ着洗剤などの中性洗剤よりアルカリ性の方が洗浄力が高いです。さらに、洗濯の残り湯の温度によって相乗効果で洗浄の威力は増すので、白や淡色系の衣類の洗濯にはとても条件が良いです。
また、普段よりも洗剤量は気持ち多めに使うことをおすすめします。
ポイント⑥すすぎで気を付けることは?
すすぎは必ず2回はしましょう。お風呂の残り湯を使うということは、すすぎ時にいつもより沢山の汚れを洗い流す必要があります。1回では汚れをすすぎ切れない可能性もあるので、最低でも2回で設定してください。
ポイントを守って正しく節約!
お風呂の残り湯も、ポイントさえわかれば洗濯に使うことができます。洗濯もお風呂も大量の水が使われるので、使えるのなら節約にもなりますよね。動画ではよりわかりやすく解説しているので、そちらも併せてチェックしてぜひ試してみてください。
◆洗濯のお兄さん / しゅんぺい
クリーニング屋の店主・戒能駿平(かいのうしゅんぺい)が、クリーニング店の賢い利用法や裏話はもちろんのこと、洗濯に関するさまざまな悩みを解決し、家庭でも簡単にできる洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介しているYouTubeチャンネル。
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Writer:Mai
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