炊飯器の買い時とは
炊飯器の平均的な使用年数は5〜6年で、修理用部品の最低保有期間は製造終了後6年となっています。最低保有期間を過ぎると故障したときの修理ができなくなるので、購入から5年以上経過していてお米の炊き上がりにいつもと違うと感じることが出てきたら、買い替えを検討して良い頃でしょう。
炊飯器の発売時期はメーカーによってばらつきがありますが、各メーカーの最上位モデルのほとんどはだいたい6月ごろに発売される傾向があります。そのため、最上位モデルの炊飯器をお得に購入したい方は、最新モデルではなく一つ前の旧モデルを狙って4月ごろから検討するのがおすすめです。
一方、メジャーな3万円前後のモデルの場合は、発売されてから半年の間に少しずつ値段が下がっていき、半年を過ぎるとほとんど値動きがなくなる傾向に。そのため、最上位モデルでなくても良いという方は気になる炊飯器の発売開始時期から半年後からが買い時です。
炊飯器の機能の違い①大きさ
炊飯器は、5.5合炊きと10合炊きの2種類が一般的です。「○合炊き」に入る数字は一度に炊けるお米の最大量で、美味しく炊ける適正量は5.5合炊きなら3〜4合程。もし毎回5合炊きしているのであれば、10合炊きの炊飯器を購入するのがおすすめです。
炊飯器の機能の違い➁加熱方式
炊飯器には、「IH方式」と「マイコン方式」という2つの加熱方式があります。
IH方式はコイルによる電磁波で内釜自体を発熱させて、底面だけでなく側面も温められるタイプ。強火で一気に加熱することが可能です。IH方式の中には、釜の内側を密閉する圧力IH方式のモデルもあります。一方のマイコン方式は、炊飯器の底にあるヒーターの熱で炊飯するタイプ。1万円前後の価格帯で販売されている炊飯器に採用されていることが多い加熱方式です。
ご飯を美味しく炊くには高火力で一気に熱を入れる必要があるため、美味しいご飯を食べたい方はIH方式を選ぶ方が良いでしょう。
炊飯器の機能性の違い③内釜の素材
内釜の素材でよく使われているのは、鉄やアルミニウムの金属、炭釜や土鍋など。上位モデルになればなるほど、複数の素材を使って高火力にしたり蓄熱効果や遠赤外線効果でお米の中まで熱を通したりできる工夫がされています。
炊飯器の機能性の違い④お手入れのしやすさ
炊飯器は使用したあとに内釜や内蓋などを洗う必要があります。なかにはスチーム用の水容器まで洗わなければならないモデルもあり、毎日洗うのは面倒に感じる方もいるかもしれません。お手入れのことも考えると、パーツが少なく洗いやすいものを選ぶのもおすすめです。
炊飯器機能性の違い⑤保温機能
炊飯器の保温可能な時間はモデルによって異なります。なかには炊飯と同時に出る水分を戻すスチーム保温機能を搭載しているモデルもあるので、保温機能を利用する方はチェックしてみても良いでしょう。ただ、近年は冷蔵庫の冷凍機能も進化しているので、長時間炊飯器で保温するより冷凍してしまった方がご飯の美味しさをキープできますよ。
美味しいご飯を食べたい方は機能面に注目!
同じ量が炊ける炊飯器でも、搭載している機能によって炊き上がりのご飯の味が変わることがあります。美味しいご飯を食べたい方は、加熱方式や内釜の素材などにも注目して、選んでみてください。動画本編では各メーカーごとの炊飯器の特徴や、おすすめの炊飯器も解説しています。炊飯器の買い替えを検討している方は、ぜひ動画も参考にしてくださいね。
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Writer:ayami
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