サスティナビリティを考える「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2022」開催
「ELLE(エル)」グループのサステナビリティ・プロジェクト「ELLE ACTISDVE! for SDGs」が主催するイベント『ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2022!』が、2022年11月5日(土)に東京・渋谷にて開催。 TAKE A STEP! “新時代へ一歩踏み出そう”をテーマに、丸1日かけてさまざまなゲストが登壇し、トークセッションを繰り広げました。
二階堂ふみさんと考える環境問題
©ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2022
最初のプログラムに登場したのは、俳優・二階堂ふみ(にかいどうふみ)さん。たくさんのドラマや映画に出演される中、動物愛護や環境保全に関心を持ち、アクティビストとしても発信を続けられています。
今回は、一般社団法人 SWiTCH代表・佐座マナ(さざまな)さんと、気候危機と日本の現状についてや、地球のことを自分ごとにするために今できることなどについて対談されました。
「動物が好きで、一緒に暮らすようになってからアニマルライツに興味を持ち始めた」と語り始めた二階堂さん。サスティナブルな社会の実現を目指し活動している佐座さんは、「気候変動や環境保全の問題は大きすぎてなかなか考えづらいという人は、今日食べるものや今日着る服など身近なものがどうやって作られ、環境にどんな影響があるのかを考えてみてほしい」と語りました。
福田萌子さん流 ポジティブマインドの作り方
©ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2022
モデル、スポーツトラベラーとしてご活躍中の福田萌子(ふくだもえこ)さん。真っ直ぐな芯を持ちエネルギーで満ち溢れた姿は、多くの人が憧れる存在です。
そんな福田さんとリオ・パラリンピック水泳日本代表をつとめた一ノ瀬メイ(いちのせめい)さんが、自分軸で生きるためのポジティブマインドの作り方をテーマに対談。
いつも自分らしい選択をされてきた福田さんに、どうしたら自分を信じることができるのかを尋ねると「自分のことを一番にわかるのは私。自分って一番近くにいる他人だと思う」と。他の誰よりも自分のことは自分が一番わかっているけど、もちろん新しく気づくこともある。そのときに私はこういう風に感じるんだ、こう思うんだと都度把握しておくと自己理解につながると語られました。
さらに、「妊娠によって自分自身の気持ちは変わらないけど、新しい発見はたくさんあります。身体の中に自分とは別の生命が宿っていて、今はこの子は自分の意思では動けない状態。だからこそこの子を最優先に考えたいと思っています」とママとしての心情を教えてくれました。
第一子妊娠中の福田萌子さんに単独インタビュー
イベント登壇後、4yuuu!のインタビューに答えてくださった福田萌子さん。出産を控えられた今の気持ちについて聞いてみました。
————今回のイベントでもそうですが、いつも言葉の紡ぎ方が素敵だと感銘を受けます。何か言葉を発信するときに意識していることはありますか?
福田萌子さん(以下、福田)「自分の思考を伝えるときは、具体例をたくさん出すようにしています。今日のトークでいえば、ネガティブな思考をポジティブに変換する時の例えで『チョコレートを1箱全部食べてしまったときに後悔する気持ち』についてお話ししました。これは私には当てはまる事ではありませんが、きっと多くの人が経験したことがあって理解しやすいだろうなと思い、思考の変換の仕方の、ひとつの例としてお話しました。
自分の中では辻褄が合って完結している事や理にかなっていることでも、相手にとってはそうではないことはたくさんある。だからこそ、相手のことを想像しながら話すことは大切だと思います」
————ご自身が小さいときを振り返って、ご両親から影響を受けたと思うことは?
福田「たくさんあるのですが、父は何かを押し付けるような人ではなく『あなたはどうしてこの行動をしたの?考えて』と小さいときから何に関しても考えさせる人でした。習い事をしたいといえば『なぜしたいのか』、怒られるようなことをしたら『なぜダメだと思うか』など。的を得ていない答えをいったら一言だけ『もう1回』と指摘されるので、さらに深く考えて再度伝えにいくというのが日常でした。
子どもだから考えが未熟で答えが出ないこともいっぱいあったけど、そのときは父がヒントをくれて導いてくれましたね。だから、今の思考や物事の考え方は、幼い頃から養ってきた“考える”という行動が影響していると思います」
————初めての出産を控えられていますが、不安はある?
福田「もちろん不安な気持ちになることはあります。ですが、不安を解消するのは情報量なので、いろいろな病院の先生に話を聞いたり論文を読んだりしてたくさんの情報に触れるようにしています。ただ、すべてを吸収するのではなく、情報は情報でしかないので、自分に当てはまるものを自分で選ぶことが大事。
自分の身体や考えを理解していれば、この“選ぶ”という行為もできるようになり、たくさんの情報を自分のためにカスタムすることもできるようになります。すると、自ずと少しずつ不安が減っていくのではないかなと思っています」
福田さんの確固たる“自分軸”は、自分を深く理解していることの現れ。それが身についたのは、幼少期から考える力を養っていたからだと教えてくれました。トークセッション中には、比べるのは他人ではなく昨日の自分であるとも。今後もどんな素敵な姿を見せてくれるのか、目が離せません!
------------------
Photographer : Chiai
------------------
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。