「中1ギャップ」が心配……?入学前に親子で取り組みたいこと4つ

Baby&Kids / Life style

まだ寒い日は続きますが、梅や桃のつぼみが膨らみ始め、春も近づいていますね。
新生活へ向けての準備をするシーズンでもあります。
楽しい中学校生活へ向けて、「中1ギャップ」にならないために、入学前に親子で取り組みたいことをご紹介します。

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■最近に耳にする「中1ギャップ」とは?

「中1ギャップ」は、今まで明るい性格だった子どもや、成績が良かった子どもなどが、中学校へ入学してから元気がなくなる、やる気がなくなるなどの様子が著しくなった現象です。

「中1ギャップ」の主な原因は次の通りです。(※一例)

・部活動
・科目数が増えることによって頭がうまくいかず混乱する
・勉強の進め方がわからない
・先生や先輩などの縦のつながり

例えば部活動では、テニスプレイヤーに憧れてテニス部へ入部したのに、最初の1年は先輩の球拾いと雑用担当だと分かり、理想と現実のギャップを強く感じてやる気がなくなってしまう……といったことなどがあります。

「中1ギャップ」を回避!入学前にしておきたいこと①苦手科目や分野を洗い出す

ご存知の方も多いかと思いますが、今の小学校の通知表の評価は、「よくできた」、「できた」、「もう少し」といった相対評価です。

また、最近の小学校の通知表の特徴として挙げられるのが、担任の先生からのコメント欄のマイルドな表現です。

子どもたちのプライドを傷つけないよう、担任の先生も配慮していることが感じ取れます。

ほかにも小学校では、児童の苦手な分野でも、頑張って問題を解こうとしていれば、「よくできた」または「できた」の評価がつけられます。

こういった小学校の通知表の評価では、自分が平均以上の出来なのか、学年の中でどの位置づけなのか、把握しづらいこともあります。

中学へ入学すると、5段階評価や業者のテストによって、苦手なことや順位も明確になります。

中学校に入学後、テストの点数が悪くなり、学習のモチベーションが下がらないためにも、市販のドリルなどでおさらいをして、苦手分野を洗い出しておくとよいでしょう。

「中1ギャップ」を回避!入学前にしておきたいこと②礼儀について教える

中学校へ入学すると、同級生だけでなく、先生や先輩との関係もより密接になります。

例えば、近所の一つ上の友だちでも、中学校へ入学すれば「先輩」です。

親しい上級生でも、会話が「です」「ます」などの敬語になるので、その点を子どもへ伝えておきましょう。

また、中学校へ入ると、基本的なあいさつを自ら行うのが当たり前となります。内弁慶なお子さんの場合は、練習をしておくと安心ですね。

「中1ギャップ」を回避!入学前にしておきたいこと③言葉の使い方について教える

礼儀のほかにも重要なのが、言葉の使い方です。

最近、メールやSNSのやり取りで何かと問題になるのが、言葉の問題。特に、相手の心を傷つけるようなネガティブな言葉に関しては、注意が必要です。

相手に対して使って良い言葉とそうでない言葉(=ネガティブな言葉)を、親子できちんと確認しましょう。

また、この春にスマートフォンを持ち始める新中学生は、LINE(ライン)などを日常的に使うようになります。

友だちとのやり取りでは、使う言葉を選ぶように教えることも大切です。

一人の生徒によるメールやSNS上での言葉の乱れによって、通っている中学校の同級生同士の連絡のやり取りがNGになる、といった実例もありますので、言葉の使い方には親子で気をつけましょう。

「中1ギャップ」を回避!入学前にしておきたいこと④授業内容を親子で話し合う

中学校へ入学すると、科目ごとに先生が変わります。

また、早口だったり、熱血漢だったりと、あらゆるタイプの先生が存在します。

小学校では、手取り足取りの授業展開でしたが、中学校へ入学すると、先生のペースで授業が行われていきます。

このように、先生のタイプによって、授業の進め方がそれぞれ違うこともあり、戸惑う生徒もいるそうです。

どんな先生に教わっても対応できるよう、子どもへ話しておくとスムーズですね。

入学前に、小学校と中学校との違いを子どもへ伝えることで、中学校生活に対する気がかりも減ることでしょう。
事前に心の準備をして、「中1ギャップ」と無縁の生活を送れると良いですね♪

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