3歳のお絵かきの「声かけ」で注意したい言葉①「上手だね」
3歳のお絵かきでは、○(まる)が描ければ十分と言われています。
でも、親としては、同じ年で上手に描けている子を見ると焦ってしまいますよね。
完成した絵を見て、つい言ってしまいがちな「上手だね」という一言。本物そっくりに描けた時にだけ、使っていませんか?
もちろん、ほめることは大切ですが、場合によっては、子どもの想像力や自由度を縛ってしまう原因に……。
「上手=本物とそっくりに描く」という固定概念を与えないように、
「たくさん描けたね」
「海みたいな青色に塗れたね」
など、お絵かきする行為そのものをほめてあげましょう♪
3歳のお絵かきの「声かけ」で注意したい言葉②「丁寧に塗ろうね」
3歳くらいの子どもにお絵かきや塗り絵をさせる時に、つい言ってしまいがちなのが、「丁寧に塗ろうね」という言葉です。
確かに、丁寧に塗ることは大切かもしれませんが、子どもにとっては、丁寧という概念はなかなか難しいもの。
それよりは、
丸いリンゴ→「まあるく塗ってみよう」
動物のしっぽ→「ふわふわに塗ってみよう」
といったように、感性に訴えかける声かけをしてみましょう。
具体的に想像することで、お絵かきしたものをイメージする力が養われます。
3歳のお絵かきの「声かけ」で注意したい言葉③「自由に描いていいよ」
お絵かきを通じて、子どもの創造力を養いたいと思っているときに言ってしまいがちなのが、「自由に描いていいよ」という言葉です。
3歳くらいの子どもにとって、お絵かきで「自由に」と言われても、実は困ってしまうことも……。そんなときは、
「海の中にいるものを描いてみようか」
「今日は赤色のクレヨンを使って描いてごらん」
「ママとパパの顔を描いてみてね」
など、描き出すきっかけとなる、具体的な言葉で声かけをしてみましょう。
もちろん、お絵かきが大好きでいつも自由に描いているなら、敢えて親がきっかけを与える必要はありません。
3歳のお絵かきの「声かけ」で注意したい言葉④「○○ちゃんはもっと描けるのに」
同じ3歳でも、お絵かきのレベルは違うもの。
つい他の子と比べてしまい、「上手・下手」を評価するような声かけをしてしまうと、子どもの心を深く傷つけてしまう可能性も……。
「○○ちゃんはもっと描けるのに」など、他の子と比較するような言葉は、声かけではNG!
子どもがお絵かきを楽しめるような声かけを心がけましょう♪
3歳のお絵かきの「声かけ」で注意したい言葉⑤個人差があって当たり前と考えて!
3歳くらいの子どものお絵かきで一つ言えるのが、子どもによって絵のレベルや好きの度合いは違うということ。
同じ年代の子と比べてしまいがちですが、お絵かきが大好きな子もいれば、紙や粘土で何かを作る方が好きという子だっているのが、当たり前です。
3歳は、お絵かきの完成度が子どもによってバラつく年齢。
他の子と比べて、焦ったりせずに、絵を描くことを楽しめるような見守りや声かけをしていきましょう♪
子どもの成長を見守るうえで、形になるお絵かきなどは、親にとって、自慢にも心配の種にもなりえますよね。
3歳くらいの子どもなら、お絵かきはぐちゃぐちゃだってOK。
どんどんほめて、一緒にお絵かきをする時間が増えれば、自然と上手に絵が描けるようになります。
「お絵かきを一緒に楽しもう!」という気持ちで、楽しく声かけをしてみましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。