40代でのお産♡高齢出産に向けての準備① 体力をつける!
高齢出産に向けて、一番大切なのは体力!
30代までの出産でも体力は必要なのですが、特に40代での出産は体力が必要です。
なぜかというと、20代、30代、40代と年齢を重ねるごとに、生まれるお子さんの体重が増えていくという説があるから。
また、基礎代謝が年々落ちていくので、それに負けない体力作りをしておく必要もあります。
体調が悪いときの無理な運動は禁物ですが、コンディションが良いときはゆっくり散歩をしたり、掃除をしたり、ヨガに行くなど、軽い運動やエクササイズを行うと◎
出産へ向けての体力UPが望ましいですが、最低でも体力を維持しておくことが大切です♪
40代でのお産♡高齢出産に向けての準備② 鉄分をしっかりと摂る
高齢出産では、若い年齢での出産よりも貧血になりやすいのだそう。
自分では大丈夫だと思っていても、倦怠感や頭痛、めまいなどの症状がでたら、それは貧血のサイン。
安静にする、栄養をとる、鉄分を摂取するなど、しっかり自分の体と向き合っていきましょう。
また出産時は大量の出血を伴うので、妊娠中だけでなく、産後にも貧血になることがあります。
授乳して赤ちゃんに栄養を分けてあげられるように、妊娠中から意識的に鉄分を摂るよう気を配りましょう♡
40代でのお産♡高齢出産後の心構え① 母乳が出るように食事に気をつける
40代での出産は、母乳の出が悪くなると言われています。母乳の出をよくするためにも、食事面から気をつけていきましょう。
水分を多めに摂取する、栄養バランス良く食べる、脂質糖質を摂りすぎないのが基本事項。
野菜は根菜を選ぶと◎
根菜がたっぷり入った具だくさんの味噌汁は、授乳中のママにぴったりです。
また、母乳がママの血液から作られることを意識して、湯船に浸かって血流を良くするのも良いこと。内と外から、体を温めましょう♡
40代でのお産♡高齢出産後の心構え② 骨盤の引き締めをしっかり
産後の骨盤が開いた状態が続くと、余分な脂肪や贅肉が付きやすくなるので、体型が崩れやすいと言われています。
そして40代の出産は、骨盤の戻りが遅いという説があります。
開いた骨盤がしっかりと戻るように、骨盤矯正ベルトをつけたり、骨盤エクササイズをするなどの工夫が必要です。
骨盤の締まりが感じられるようになってから、太もも・お腹まわりなどのエクササイズ、散歩など、徐々にペースアップしていくと効果的です♡
20代、30代、40代で明らかな差が出てしまう、体力や体型の戻り方。それを踏まえてきちんと準備をしておけば、こわいものなしです。
「40代で出産したとは思えない!」と言われるママを目指して、がんばりましょう♡
監修医 高橋しづこ先生のコメント:
「高齢出産は、若い年齢での出産よりも貧血になりやすい」というのは個人差があるので正しいとは言い切れません。
いずれにしても、鉄分を摂取することはどの年齢の妊婦も大切です。
育児が体力的に難しくなる時期ですので、あらかじめ子育てのお手伝いをしてもらえる人を地域の役所を介して探してみるのもよいかもしれません。
40代の妊婦さんのご両親となると70代〜80代と高齢であることが多く、ヘルプを求めにくいところがあると思います。
しかしながら、そこは高齢妊婦ならではの経済力。役所を介すと思いのほか、お手頃なお値段でヘルプしてもらえることも。
監修◆高橋しづこ(たかはししづこ)
産婦人科医
産婦人科専門医、臨床遺伝専門医、医療倫理学博士のライセンスを持ち、39歳で第1子、41歳で第2子、43歳で第3子を出産して3人の子をもつ母。 自身の高齢不妊や妊娠、出産の経験から、患者の心に寄り添うことをモットーとしている。
書籍『せかいがかぜをひいたから』オリジナル絵本サイト「YOMO」2020年8月公開
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