夏の風物詩「花火」を楽しむコツは?自宅花火&花火大会でのマナー

Baby&Kids / Life style

夏の風物詩「花火」。

ご家族で花火をなさったり、様々な花火大会でお出かけになる機会もあるのではないでしょうか。

楽しい花火も、マナーを守らないと、とんでもないことになるかも!?

自宅花火&花火大会でのマナーについて、考えてみましょう。

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自宅花火でのマナー①おうち花火で気をつけたいことは?

実は最近、都会を中心に、花火によるご近所トラブルが増えています。

どんなことに気をつけるべきなのか?

しっかりポイントを押さえておきましょう。

自宅花火でのマナー②ここは花火OKな場所?

近頃は、消防などに「家の前の公道で花火をしてもいいですか?」とお問合せをなさる方も増えているそうです。

しっかり確認しようという律儀な点は評価できますが、当然、ルール上いけないことなので、NGと言われます。

花火をするご家族を以前より見かけることが少なくなったのは、ちょっと残念な気もします。

ご近所に迷惑にならない広い場所、火を使っても良い公園などで行いましょう。公道などでは絶対になさらないように!

また、火を使ってもよい公園などでも、打ち上げ花火などはできないところもあります。

近隣に住宅がある場所では、音の出る花火、煙を出す花火も避けた方が良いでしょう。

自宅花火でのマナー③花火の準備は怠りなく!

安全に楽しむ準備をすることも、花火をする上での大切なマナーです。

・水の入ったバケツ、ゴミ袋、点火用のローソク・かとり線香などを用意する

・服装は化繊などを避け、燃えにくく、広がりにくい服装で行う

・子どもには、必ず親が付き添い、絶対に目を離さない。

<こんな点には特に注意!>
・花火の点火に、ライター、チャッカマン、マッチを使う方がいらっしゃいます。火傷など事故のもととなります。

・花火を豪華に、勢いよく楽しみたいからと、何本もの花火にまとめて着火するのは、大変危険です。

・人に向けたり、自分に近づけてはいけません。両手で花火をするのも危険です。

・遊んだ花火は、そのままにせず、バケツの水の中へ。

自宅花火でのマナー④時間のマナー

当然、深夜の花火は、音や煙、話し声などで周囲の迷惑となります。それはたとえ、河川敷などでも同様です。

自治体によっては、深夜花火の禁止を掲げているところもあります。

どのような場所でも、常識的な時間として、21時頃までには後片付けまですべてが終わるように遊びましょう。

自宅花火でのマナー⑤花火のご近所クレームを避けたい!

花火の煙や、花火中の声などは、楽しんでいる方は「これくらい……」と思っていても、クレームを言われることもあるようです。

このようなクレームは、直接ではなく、「町内会を通して遠まわしに言われた」「警察に通報された」ということも。

実はこういったことは、日ごろからのご近所付き合いがないところで起こることが多いのです。

日頃からご近所づきあいを良好にしておくと、大らかにみていただけて、クレームになりにくいものなんですね。

煩わしいと思うかもしれませんが、日頃から、笑顔で挨拶などをしておくだけでも、防げることがあるものです。

花火大会でのマナー①後を絶たないマナー違反

日本各地で開催される花火大会には、大勢の方が訪れます。

毎年、各自治体、主催者を悩ませているのが、大会でのマナー違反。中には、中止を考える主催者もいるのだそう。

楽しく毎年楽しむためにも、トラブルにならないためにも、マナーを守って楽しみたいですね。

花火大会でのマナー②悪質な場所取りは絶対ダメ!

人気の高い花火大会では、場所取り合戦トラブルが毎年発生します。

条件の良い場所で見たい気持ちはわかりますが、ルールやマナーが守れない人が多いと、様々な規制が多くなってしまいます。

実際に、事前場所取りが禁止の大会もあります。

早い者勝ちだったことから、何日も前からシートやガムテープ、カラースプレーで場所取りをする人たちが出たため、事前場所取りが禁止になってしまったそうです。
 
特に、カラースプレーでの場所取りは悪質です。油性カラースプレーは、大会後も消えないばかりか、芝生などを傷めてしまいます。

自分勝手な行き過ぎた行動は慎みましょう。

花火大会でのマナー③花火大会でも多発している「歩きスマホ」問題

大変混雑する、花火会場での歩きスマホは、事故につながる危険性もあります。

特に河川敷などで行われる花火大会では、足元が土手の場合などもあるでしょう。

メールやSNSメッセージを打ちながらや、インターネットを見ながらの移動は、絶対にやめましょう。

また、歩きながら花火を撮影することも危険です。

人の流れから少し出て、通行の妨げにならない、安全な場所で撮影しましょう。

花火大会でのマナー④ゴミ問題

花火大会が終わった後の河川敷や近隣の道路には、無数のごみが落ちている。そんな光景が毎年見られます。

近隣住民の方は、ただでさえ道の混雑などでも迷惑しているのに、翌朝には、散乱したゴミで、さらにご不快な思いをなさっています。

このような状況が続けば、飲食禁止などの条例がでる可能性もあるかもしれません。

ひとりひとりがマナーを守って行動すれば、規制は必要がないものなのです。

そのためには、

・ゴミ袋を持参します。自分で持ってきたものは、基本的に持ち帰りましょう。

・会場で購入した飲食物の容器などは、必ずゴミ箱へ。なければ、持参したゴミ袋で持ち帰ります。

・近隣住人のお宅や、マンションのごみ置き場に、勝手にゴミを捨ててはいけません。

花火大会でのマナー⑤歩きたばこはゼッタイやめて!

歩き煙草は、大変危険です。

大勢の方がいる場所では、人に火傷を負わせたり、洋服に穴をあけてしまったり、燃えやすい洋服の方とすれ違った場合は、大事故になることも考えられます。

灰皿のある所定の場所があれば、必ずそこで喫煙をしましょう。

たとえ禁煙になっていなくても、周囲の方には、煙草の煙が苦手な方もいらっしゃいます。

周囲に配慮して喫煙し、当然、吸い殻のポイ捨てはしないようにしましょう。

花火大会でのマナー⑥まだある!こんなビックリマナー違反

・無断駐車、駐輪

ご近所の方がお困りなのが、車、自転車でお越しになる方のマナー。必ず所定の場所へ止めましょう。

・無断排泄

トイレが遠いなどの原因からか、無断排泄をする方も後を絶たないようです。特に、子供だから……とパパ、ママがさせるケースもあるようです。絶対にやめましょう。

・自宅庭、マンション庭、屋上への不法侵入

見やすいからと言って、住人、管理者の許可なく入ってはいけません。

・家のセンサーライトで遊ばれた

家の前を通ると、ついたり消えたりするセンサーライト。

これがおもしろいのか、子供が大騒ぎをしながら何度も走って、行き来をやめなかったそう。

子供の動きに注意したいですね。

自分が楽しみたいばかりに、「これくらい」「自分一人くらい」「みんなしているし……」「知っている人が見ていから」と、そんな些細な気持ちが、大きなマナー違反を引き起こすもの。

パパ、ママなら、少なくとも子供はちゃんと見ています!

マナーを守って、楽しく夏のレジャーを楽しみましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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松原奈緒美/EXSIA 代表 コミュニケーション・マナー講師 

マナー知識と視覚・聴覚に訴える表現技術で、企業・学校研修講師、各種イベント講演などで活躍。
NPO法人日本サービスマナー協会ゼネラルマネージャー
「マナー講師養成講座」「プロフェッショナルマナー講師養成講座」で、講師の育成や講師認定試験官を担当。
松竹撮影所「K.Sアクターズスクール」では、俳優の自己表現スキル講義を担当。
2015年の登壇本数100本 登壇時間411時間
<メディア>
テレビ朝日「くりぃむナンチャラ」真面目選手権 審査員出演
NHK総合テレビ「ほっとイブニング」立ち方・歩き方で印象アップ 出演
NHK総合テレビ「首都圏ネットワーク」目線の使い方 取材
中京テレビ「キャッチ」年賀状のマナー 出演
テレビ愛知「アイドル界隈」出演 マナークイズの監修・出題・解説を担当
朝日新聞 「自己紹介のポイント」
ゼクシィ「結婚式マナー」監修
日経ウーマン「冠婚葬祭マナー」監修 
朝日新聞フリーペーパー Allen「しぐさ美人特集」監修    他多数
ホームページ・ブログ EXSIA:http://exsia.net/
Facebook:https://www.facebook.com/matsubara.naomi
参考:NPO法人日本サービスマナー協会 カリスマ講師紹介
    http://www.japan-service.org/jsma/instructor/matsubara.html