【大和田美帆さんインタビューvol.2】"子育ては十人十色"ママ2年生になって思うこととは

子育て・ライフスタイル

役者として舞台を中心に活躍し、出産を機にスタートした育児ブログが累計60万アクセスの共感を集めている大和田美帆さん。

今年1月には、人気ブログから生まれた初のエッセイ本『ワガコ』を出版し、来る9月には約3年ぶりとなる舞台復帰が控えるなど、育児に仕事に大忙し!

そんな中でも、常に明るく笑顔を絶やさない大和田美帆さんに、ブログを通して伝えたいメッセージや、母・岡江久美子さんへの思い、これからママ、役者としてチャレンジしたいことなどをたっぷりと伺いました。

【大和田美帆さんプロフィール】
女優。父親が大和田獏、母親が岡江久美子という芸能一家に生まれる。2003年に舞台「PURE LOVE」に出演し、女優デビュー。舞台を中心に活躍し、現在は、Eテレ 「チョイス」MCを務めるなど多方面で活躍中。

2014年に結婚。2015年に長女を出産。「ワガコ」との日々を綴ったブログが人気。今後は、舞台「アマデウス」(9/24〜東京・サンシャイン劇場ほか、地方公演あり)に出演。

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——娘さんは間もなく2歳を迎えますが、これからの育児法について、何か計画をもっていますか?

正直なところ、初めての育児で毎日が精一杯で、今はまだ先のことをじっくりと考える余裕がないんです……。

ただ、最近ふと思ったのが、「待つ」ことをちゃんと楽しめる子になってほしいなって。

というのも、先日外食をしていたときに隣の席にいたママとお子さんが、ご飯を待っている間中、楽しげに手遊びをしていたんです。その様子を見て、なんだかアナログで良いなと感じました。

スマホやゲームではなく、そういうふうに親子で肌の温もりを感じ合いながらコミュニケーションをとっている姿が、とても素敵に映ったんです。

もしもママが、「まだご飯こないね」とイライラしてしまったら、子どもにもそれは伝わってしまう。

だから、その時間を工夫しておしゃべりをしたり、家の中であれば、一緒にお菓子を焼いてみたり。そういうふうに、ふと空いてしまった時間を自分なりに楽しめると、人生はもっと豊かになる気がしますね。

引用:

——以前、ブログの中で、「子育ては十人十色」と書かれていて、これはママと子どもが、お互いの個性を大事にしながら成長するための素敵な育児スタンスだと感じました。

子どもの成長の度合いも、ひとつの「個性」。

例えば、卒乳の時期が周囲より遅かったとしても、その子のペースに合わせて、焦らずに寄り添ってあげることが大事かなと思います。

そして私の理想でもあるのですが、ママも、誰に何を言われてもブレないような、自分にしかできない育て方を見つけられると良いですよね。

そうして育児にオリジナルのカラーが加わると、人生を自分のペースでもっと楽しむことができるはずなんです。それがとても難しいんですけどね。

改めて考えてみると、生きていく上で、個性って外せないもの。それがその人の魅力となり、さまざまな人たちとの出会いにも繋がっていくのですから。

私は、自分とはまったく違う個性をもつ夫と結婚したことで、人生に新たなカラーが加わり、世界がとても広がりました。

——ご主人の個性を通して学んだことは?

夫は私のブログをいつも読んでくれているのですが、たまに「その表現だと、中には嫌な気持ちになる人もいるんじゃない?」とアドバイスをくれることがあるんです。

これまで、私の考えだけで回っていた世界を、もう少し世の中に馴染みやすいような形に変えてくれる。

周囲との調和を大切にする彼から、生きる上でのバランス感覚を学んでいるように思います。

——芸能活動と育児を両立させるため、工夫していることはありますか?

まだ手探り中なのですが、お仕事モードと育児モードの切り替えを上手くやることでしょうか。

私は、芸能活動をするときには旧姓(大和田)を使っているので、それで脳の切り替えが上手くできている気がします。

会社勤めをしている私の友達の中にも、社員証に書かれた旧姓を見ると「よしっ!」とお仕事モードのスイッチが入るというママもいて、職場で旧姓を使うことはワーキングマザーにとって利点があるのかも!?

——育児においてご主人のサポートはどうですか?

土日には、夫に少し娘を預けて、自分の時間がとれるようにしています。

たまに皿洗いを手伝ってくれたり、仕事で遅くなったら外でご飯を済ませてきてくれるといった心遣いをしてくれるので、助かっていますよ。

——周囲を明るくする笑顔が素敵な大和田さんですが、忙しい毎日をパワフルに過ごすための秘訣はありますか?

まず、無理をしないことが大事!

結局のところ、家事も育児も全部ママがやっているという家庭は、けっこう多いと思うんです。

理解のある男性も増えているとは思いますが、やはり小さい子のそばには私が付いていなくてはという責任感から、ママがひとりで背負いこんでしまうケースも多いと聞きます。私自身もそうでした。

そんなふうに、家庭において女性側に自然と負荷がかかってくるからこそ、「抜くところは抜く」という、良い意味での手抜きを実践し始めたところなんです。

引用:

——具体的にはどんなことをしているのでしょうか?

もともと私は、ハードな状況の中でも、「離乳食はすべて手作りしなくちゃ」というように、自分を追い込むタイプだったんです。

しかしある時、母やブログの読者の方から、「とにかくお母さんが元気でいなくちゃいけないんだから、抜けるところは抜いて!」と教えてもらったんです。

それから、時間的に難しいときには既製品に頼るなど、少し手抜きすることを覚えて、気持ちに余裕が出てきました。

——誰かにそうアドバイスをもらえると、気持ちが楽になりますよね。きっと自分だけで全てを抱え込み、余裕がなくなっている新米ママは多いと思うんです。

私も、初めてづくしの1年目はそうでした。

一生懸命に子どもと向き合うことは決して悪いことではないのですが、どこかでふと、ひと息つけるような余裕があると良いなと思います。

そしてその時間は、意識して自分で作らなければいけないもの。ちょっと休憩をして、栄養のあるものをしっかりと食べて、エネルギーチャージをしてほしいですね。

ママの元気が、子どもや家族の笑顔に繋がると、私は信じています!

"無理をしないことが大事!"、"抜くところは抜く"と意識できると、気持ちが楽になれますよね。

インタビューのvol.3では、大和田美帆さんに、妊娠・出産、キャリアについて伺います。お楽しみに♪

インタビュー・文|中山理佐
撮影|細谷 聡 (MetroSpace Inc.)

撮影協力:SHIROKANE | LOUNGE