膝に違和感がある4つの原因とは?
膝の違和感にはさまざまな原因があり、痛みがなくても膝に負担がかかっている可能性があります。
毎日の家事や育児、仕事などで膝への負担が積み重なると、筋肉や関節の動きが悪くなり、つっぱり感だけでなく痛みといった症状が現れることも……!
ここでは、よく見られる原因を4つご紹介します。
①筋肉の疲れとこわばり
立ち仕事や家事、育児、スポーツなどで膝を繰り返し使うと、太ももやふくらはぎの筋肉がパンパンに張って硬くなります。
筋肉の硬くなるとゴムのようにスムーズに伸び縮みしなくなり、動かしたときにつっぱり感を引き起こすんです……。
長時間同じ姿勢で過ごしたあとに違和感が出る場合も、筋肉のこわばりが関係していることがあります。
②姿勢や体のバランスの乱れ
いつも同じ片側だけで子どもを抱っこしたり、足を組んで座ったりしていませんか?
足を組むクセや片足に重心をかける立ち方、猫背などの姿勢が続くと膝に負担がかかります。
左右どちらかだけ違和感がある場合は、姿勢や歩き方のクセから片方の膝だけに過度な負担が集中していることが多いですよ。
③加齢や運動不足による筋力低下
年齢とともに筋力は少しずつ低下します。
とくに太ももの筋肉は膝を支える重要な役割があるため、筋力が落ちると膝関節への負担が増えやすくなり要注意!
運動不足が続いている方も同様で、ちょっとした動作でも違和感が出やすくなることがあります。
④関節や軟骨の変化
膝の違和感は、変形性膝関節症などの初期症状として現れることもあります。
初めは痛みよりも「動かしにくい」「違和感がある」と感じる程度ですが、進行すると痛みや腫れにつながる場合も……。
痛みがないからといって放置せず、症状が続く場合は一度医療機関へ相談することが大切です!
自宅でできるセルフケアを紹介♪
膝の違和感が軽いうちは筋肉をほぐしたり、膝を支える筋肉を鍛えたりすることで改善が期待できる場合があります。
無理のない範囲で続けることがポイントですよ♪
太ももの前側を伸ばすストレッチ
太ももの前側が硬くなると、膝の曲げ伸ばしや膝のお皿がスムーズに動かなくなることがあります。
ストレッチの方法
- 壁やイスにつかまり体を支える
- 左右どちらかの足首を持ち、かかとをお尻へ近づける
- 呼吸を止めずに、太ももの前側がじわーっと伸びる位置で20〜30秒キープする
- 反対側も同じように行う
意識したいポイント
- 腰が反らないよう、下腹部に少し力を入れて背筋をまっすぐ伸ばす
- 決して無理に引っ張らず、「痛気持ちいい」と感じる強さをキープする
- お風呂上がりなどのリラックスタイムに行うのが◎
太ももを鍛えるやさしい筋トレ
ストレッチで硬くなった筋肉をほぐした後は、膝を支える筋肉を鍛えることも大切。
とくに太ももの内側の筋力は落ちやすく、注意が必要です!
バスタオルを使った筋トレ
- 床やベッドの上に両足をまっすぐ伸ばして座る
- 膝の下へ丸めたバスタオルを入れる
- 膝の裏でバスタオルを床に向けてギューッと押し付けるように、太ももへ力を入れる
- しっかり力を入れた状態のまま5秒間キープし、この動きを10回繰り返す
- 反対側も同じように行う
意識したいポイント
- バスタオルを押し付けるとき、つま先がしっかり天井を向くように意識する
- 太ももの上側や内側の筋肉がキュッと硬くなっている感覚を意識しながら行うと◎
- お尻にはあまり力が入らないように注意
日常生活で気を付けたいこと
セルフケアと合わせて、日頃の生活を見直すことも大切です!
- 長時間同じ姿勢を続けない
- 適度に歩く習慣をつける
- 体を冷やさないようにする
- 体重管理を心掛ける
- 無理な運動は避ける
毎日の積み重ねが膝への負担を減らすことにつながりますよ♪
膝の違和感は何科を受診すればいい?
セルフケアを続けても膝の違和感が改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。
ここでは、受診する診療科や受診を検討したい症状について解説します。
まずは整形外科に
膝の違和感がある場合は、まず整形外科を受診するのが一般的です。
整形外科では診察に加えて、必要に応じてレントゲンやMRIなどの検査を行い、原因を詳しく調べられます。
自己判断で放置するよりも、早めに原因を確認することで適切な治療につながりますよ!
早めに受診すべき症状はある?
次のような症状がみられる場合は、自己判断せず早めに整形外科を受診しましょう。
- 痛みはないけど、膝の違和感が3日以上ずっと続いている
- 朝起きた瞬間、膝の周りがこわばって動かしにくいと感じる
- 膝が赤くなっていたり、触ると熱を持っていたりする
- 階段を降りる際、膝がガクッと抜けるような不安定な感覚がある
- 転倒やスポーツ後から症状が続いている
「この程度の違和感で病院に行ってもいいのかな」とためらう必要はまったくありません。
早めに原因を見つけて適切なアプローチをすることが、結果的に一番早く元気になる近道ですよ♪
膝の違和感には早めの対処を!
膝のつっぱりや曲げにくさは、筋肉のこわばりや姿勢の乱れなどが原因の場合があります。
まずはストレッチや筋トレなどのセルフケアを取り入れ、違和感が続くときは整形外科へ相談しましょう。
大切な家族のためにも、自分の体をいたわり、早めのケアを心掛けてくださいね♪

◆太田 雄大
理学療法士として18年以上にわたり、急性期病院や整形外科クリニック、訪問リハビリなど幅広い現場で多くの患者様をサポートしてきました。専門分野は運動器疾患や健康づくりで、専門的な内容をわかりやすく伝えることを大切にしています。
現在は医療・健康分野を中心にWebライターとしても活動し、医療従事者としての経験を活かした正確で信頼性の高い記事制作を心がけています。
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【保有資格】
・理学療法士
・福祉住環境コーディネーター2級
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