「歳のせい」と決めつけないで。【薬剤師が教える】睡眠不足で起こる体の変化

Baby&Kids / Life style

「最近よく眠れない」「眠りが浅い気がする」
そんな睡眠の悩み、「歳だから仕方ない」とそのままにしていませんか?
実は、思っている以上に体へさまざまな影響を及ぼしているかも。
今回は薬剤師の視点から、その意外な影響をご紹介します!

― 広告 ―
矢田久人
矢田久人
2026.08.16

睡眠不足によって体に起こる5つの変化とは?

睡眠不足は、自分が思っている以上に体へさまざまな影響を及ぼすもの。
まずは体に起こる5つの変化について、具体的に説明していきます!

①お肌の不調

お肌を気にする女性出典:stock.adobe.com

眠っている間、肌は活発に生まれ変わっているといわれています。
それは成長ホルモンが多く分泌される時間帯に、肌の修復やターンオーバーが進むため。

睡眠不足が続くと、この修復のリズムが乱れやすくなり、シミやくすみ、乾燥といった肌トラブルにつながることも……。
どんなにスキンケアを頑張っていても、睡眠が不足していると、その効果を十分に感じにくいこともあるかもしれません。

②体重の増加

体重計に乗る女性の足元出典:stock.adobe.com

「最近なんだか太りやすくなった」と感じる方は、その背景に睡眠不足が関わっている可能性が……。

睡眠が不足すると、食欲を抑えるホルモンが減り、食欲を高めるホルモンが増えやすくなります
そのため、いつもより食べすぎてしまったり、甘いものが欲しくなったりすることも。

体重の変化を「食べすぎたせい」とだけ考えず、睡眠不足が影響している可能性も頭の片隅に置いておきたいですね♪

③血圧・血糖値への影響

睡眠は、自律神経のバランスを整える役割も担っています。
睡眠不足が続くと、自律神経が乱れやすくなり、血圧が上がりやすいです。

また、血糖値のコントロールにも影響することがあり、生活習慣病のリスクにつながる可能性も指摘されています。

健康診断で血圧や血糖値が気になり始めた方は、睡眠についても見直してみる価値がありそうです!

④もの忘れ・集中力の低下

「最近、もの忘れが増えた」と感じることはありませんか?

眠っている間、脳では日中の記憶を整理する働きが行われているといわれています。
睡眠不足が続くと、この整理がうまく進まず、もの忘れや集中力の低下につながることも。

「歳のせい」だと思っていたことが、実は睡眠不足の影響だった、ということもあるかもしれませんね。

⑤気分の浮き沈みへの影響

落ち込む女性出典:stock.adobe.com

睡眠不足は、心の状態にも影響することがあります。

気分を安定させるセロトニンという神経伝達物質は睡眠と関わりがあり、睡眠が不足すると気持ちが不安定になりやすいもの……。
些細なことでイライラしたり、気分が落ち込みやすくなったりする背景に、睡眠不足が隠れていることもあるんです!

とくに更年期世代はホルモンバランスの変化と睡眠不足が重なりやすい時期でもあるので、気にかけておきたいポイントですね。

― 広告 ―

今日からできる、眠りを整える工夫

カーテンを開ける女性出典:stock.adobe.com

睡眠不足のさまざまな影響をご紹介しましたが、日々の習慣を少し見直すだけで、眠りの質は変わるもの。

まず意識したいのが、寝る前のスマートフォン。
画面から出るブルーライトは、脳を覚醒させてしまうといわれているので、寝る1時間ほど前には手放すのがおすすめ!

また、お風呂後の体温がゆっくり下がるタイミングで眠気が訪れやすくなるので、就寝の1時間ほど前にぬるめのお風呂に入るのも効果的ですよ。
朝日を浴びることで体内時計が整い、夜に自然な眠気が訪れやすくなることから、朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びると◎

このほか、夕方以降のカフェインを控えたり、寝る前にゆっくり深呼吸をしたりすることもよいでしょう♪

どれも難しいことではありませんので、できることから少しずつ取り入れてみてくださいね。

つらい状態が続くときは、無理せず相談を

工夫を続けても眠れない日が長く続いたり、日中の不調が強く出たりする場合は、我慢せずにかかりつけの病院や薬局に相談してみてください!

実際に薬局でも、不眠のご相談をきっかけに、肌の調子やもの忘れ、気分の浮き沈みといった不調も一緒に和らいでいくケースをよく見かけます。
睡眠を整えることは、体と心の両方にとって大切なポイントだと日々実感しています。

とくに、眠れない状態が1か月以上続いている、気分の落ち込みが強い、といった場合は、体からのサインかもしれません。

ひとりで抱え込まず、専門家に相談することも、眠りを取り戻す大切な一歩ですよ。

「歳のせい」と決めつけず、眠りを見直すきっかけに

頭を押さえる女性出典:stock.adobe.com

睡眠不足は、肌や体重、血圧、もの忘れ、気分の落ち込みなど、思っている以上に体へさまざまな影響を及ぼすことがあります。
「歳のせい」と決めつけず、まずは眠りの質を見直すことから始めてみませんか?
毎日の小さな工夫の積み重ねが、これからの健やかな毎日につながっていきますように。

矢田久人

◆矢田久人

薬剤師として21年、現在も現場に立ちながら、医療・健康分野を中心に執筆しているWebライターです。

精神科・整形外科の門前薬局で管理薬剤師を務めるほか、内科や小児科、皮膚科など幅広い診療科の患者さんと向き合ってきました。
ドラッグストアや認定こども園の学校薬剤師としての経験もあり、お子さんから高齢の方まで、さまざまな世代の健康に関わっています。

日々多くの患者さんと接するなかで、薬や数値だけでなく、その方の暮らしや心の状態にも目を向けることを大切にしています。
健康は、毎日の生活と深く結びついているものなのだと思います。
こうした現場での気づきを、なるべくやさしい言葉でお届けするのが私のスタイルです。

オフの日は、10年以上続けているサーフィンが何よりの楽しみ。
波と向き合う時間が、心と体を整えてくれています。
心と体の声に耳を傾ける感覚も大切にしながら、読んでくださる方の毎日に寄り添える情報を発信していきたいと思っています。

 

監修◆原田ゆうか

理学療法士免許取得後、総合病院や整形外科クリニックでリハビリ業務に携わる。2023年よりWebライターとしても活動をスタート。医療・健康・介護・美容分野の記事執筆を中心に活動中。
記事を読んだ方が、からだに関する情報を正しく理解し、明日からの行動を変える後押しができるような文章を心がけています♪

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―
矢田久人

薬剤師として21年、現在も現場に立ちながら、医療・健康分野を中心に執筆しているWebライターです。

精神科・整形外科の門前薬局で管理薬剤師を務めるほか、内科や小児科、皮膚科など幅広い診療科の患者さんと向き合ってきました。
ドラッグストアや認定こども園の学校薬剤師としての経験もあり、お子さんから高齢の方まで、さまざまな世代の健康に関わっています。

日々多くの患者さんと接するなかで、薬や数値だけでなく、その方の暮らしや心の状態にも目を向けることを大切にしています。
健康は、毎日の生活と深く結びついているものなのだと思います。
こうした現場での気づきを、なるべくやさしい言葉でお届けするのが私のスタイルです。

オフの日は、10年以上続けているサーフィンが何よりの楽しみ。
波と向き合う時間が、心と体を整えてくれています。
心と体の声に耳を傾ける感覚も大切にしながら、読んでくださる方の毎日に寄り添える情報を発信していきたいと思っています。

Googleのお気に入りに4yuuuを登録する 4yuuuに チェックを入れてね♡