イマム・バユルドゥとは
イマム・バユルドゥは、ナスを使ったトルコ料理です。
宗教指導者のイマムが“あまりの美味しさに卒倒した”という伝説が由来になっているんだとか。
ナスの中心にトマトや玉ねぎ、ニンニクなどの野菜をたっぷり詰め、じっくりと煮込んで野菜の甘みと旨味を引き出して、一般的に冷製で提供されます。
シンプルなレシピで驚くほどの美味しさが楽しめるのが魅力。
ベジタリアンやヘルシー志向の方にもぴったりです。
イマム・バユルドゥ▶材料
材料
- ナス(小ぶり) 2本
- オリーブオイル 適宜
- トマト(缶詰でもOK) 1個
- 玉ねぎ 1/2個
- コーン 10g
- ニンニク 1片
- 白ワイン 50cc
- 鷹の爪 1本
- 塩 1g
- 砂糖 小さじ1
- レモン汁 少々
ナスは縦に長いと調理しづらくなります。
米ナスのように小ぶりで太めのものを選ぶと作りやすいですよ。
イマム・バユルドゥ▶作り方
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ナスの下準備:ヘタの伸びている部位を切ったら縦2つに切り、皮を剥きます。皮の面は頂点になる部位を残して左右を剥きましょう。
水にさらしてアクを抜きます。 -
ナスを焼く:オリーブオイルを引いたフライパンにナスを入れ、蓋をして弱火で蒸し焼きにします。
皮がこんがりと焼けるくらいが目安です。
別の料理のついでに、揚げたりオーブン焼きしても◎ -
詰め物の準備:トマトとたまねぎを粗みじん切りにします。
また、にんにくはみじん切り、タカの爪は薄く小口切りにしてください。
オリーブオイルでたまねぎ、にんにく、鷹の爪を炒め、たまねぎが半透明になったらトマトとコーンを加えて、汁気が少なくなるまで煮詰めていきましょう。 - ナスに詰める:ナスの断面に縦に薄く包丁を入れ、切れ目からナスを広げます。そこに、できるだけぎゅうぎゅうになるように詰め物を入れましょう。
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煮詰めて仕上げる:ナスをフライパンに戻し、白ワイン・塩・さとう・レモン汁を加えて弱火で煮汁が少なくなるまで煮詰めます。
煮汁がなくなってきたら皿に盛り、冷蔵庫で冷やして完成です。
イマム・バユルドゥ▶美味しい食べ方
イマム・バユルドゥを食べる際は、冷蔵庫で数時間冷やすのが一般的。
こうすることで、野菜の旨味を一層引き立たせることができます。
食べる直前にヘタを切り落としておくと、食べやすくなるのでおすすめです。
パセリを散らして彩りを添えると、さらに華やかになりますよ。
手軽に作れるトルコ料理でいつもの食卓に変化を♪
トルコ料理は中華料理・フランス料理と並ぶ世界三大料理。日本ではあまり馴染みがありませんが、イマム・バユルドゥは、その手軽さと味わい深さから世界中で愛されています。
特に暑い季節にはひんやりとして、一層美味しく感じられるのが魅力です。ヘルシーなイマム・バユルドゥのレシピに、ぜひご家庭でも挑戦してみてくださいね!

◆ライター・管理栄養士 / ごん太郎
管理栄養士歴15年。趣味で料理全般、スイーツ・パン作り、コーヒー、紅茶、ビールをやっています。
コーヒーについては自家焙煎歴20年以上、ビールは日本ビール検定2級をもっています。
得意ジャンルは食・健康・栄養·医療関連。
人は幸せな未来を想像するとその中に『美味しいものを食べるという項目が上がります。そのお手伝いとしての情報発信をしていきたいと願っています。
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