【リアル給与明細】29歳、飲食業の場合
プロフィール
29歳、女性
飲食業の調理職
▼現状
仕事内容は、飲食店での調理や仕込み。
労働時間は月160時間、残業は25時間程度。
ボーナスは20万円程度。
【相談内容】日々の生活はなんとかできていますが、貯金もほとんどできず、収入には満足していません。家計簿をつけようとしたこともありますが、面倒で挫折してしまいました。少ない収入でも貯金を増やすコツが聞きたいです。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
質問者さんは、今のお給料に不安がおありなのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約260万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の飲食物調理従事者の平均年収は約350万円*です。
*……参考：厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
質問者さんのお給料は、ご自身でも不満に思っていらっしゃるとおり平均よりも低めの水準と言えます。
面倒くさがりでもOK！自動家計簿で貯まる仕組みをつくろう
質問者さんは、過去に家計簿をつけようとして挫折されたのですね。
しかし、お金が貯まらない人にこそ、家計簿は欠かせないアイテム。
なぜなら、家計簿は「お金の使い方が見える地図」のようなもので、自分が何をしていて、どこに向かえばいいのかを教えてくれるからです。
自動で記録してくれるアプリを味方に
「いちいち記録するのは無理……」という方でも大丈夫。
最近では、クレジットカードやキャッシュカードと連携させることで、自動的に支出を記録してくれる家計簿アプリが充実しています。
手間をかけずに「お金の流れ」を把握できるので、アプリに登録してみましょう。
少ない収入でも確実に貯金をするためには、「何にお金を使っているか」を知ることが大切ですよ。
固定費を見直すだけで年間数万円の節約も
節約を始めるなら、最初に取り組みたいのは固定費の見直し。
たとえば、通信会社を格安プランに変更したり、電気やガスの契約を見直したりすることで、年間で数万円の節約につながることもあります。
月末の「振り返り習慣」が未来を変える
家計簿は「つけるだけ」で終わらせず、月末に一度見直すのがおすすめです。
そのとき、「この出費はなくてもよかったな」と感じた支出をチェックしてみましょう。満足度の低かった支出を把握すれば、翌月から似たような出費を減らせます。
無理のない節約が、少しずつ貯金につながっていきますよ。
まとめ
・自動で家計簿をつけてくれる家計簿アプリを味方につけて、まずは家計簿に再チャレンジ。
・固定費を見直すと、長い目で見て大きな節約効果があります。
・家計簿は月末に見直して、不要な支出をチェックして。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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