【リアル給与明細】26歳、アパレル店員の場合
プロフィール
26歳、女性
アパレル業の店舗スタッフ
▼現状
仕事内容は、洋服の提案や試着のサポート、在庫確認など。
労働時間は月160時間、残業は30時間程度。
ボーナスはなし。
都市部在住
【相談内容】毎月の生活でほぼお金が消えてしまい、家電の買い替えや冠婚葬祭など大きな出費があると貯金を取り崩しています。周りが転職や副業で収入を上げているのを見て、正直焦っています。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、今のお給料では大きな支出のときに貯金を取り崩す一方なのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約240万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の販売店員の平均年収は約351万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は、残念ながら平均よりも低い水準と言えます。
「このままじゃダメかも……」その焦りが人生を変えるチャンス!
質問者さんは、毎月の生活費でほとんどのお金が消えてしまい、家電の買い替えや冠婚葬祭などの出費に貯金をあてている状況なのですね。
「貯金を切り崩す日々……」焦る気持ちは前向きな第一歩
都市部で一人暮らしをしている場合、平均支出はひと月約17万3,000円*です。
手取り約14万7千円の質問者さんが貯金を切り崩して生活しているのは、しかたのない状況だと言えるでしょう。
*……参考:総務省統計局 家計調査「家計収支編」(単身世帯)
けれど、「このままではいけない」と感じていることはとても大切なこと。焦りを感じるのは、現状を変えたいという前向きな気持ちのあらわれです。
自分を責めるのではなく、その感覚をぜひ行動にうつしていきましょう。
アパレル経験を活かして収入アップは充分可能!
アパレルショップでの接客は、実はほかの業種でも活かせるスキルです。「お客さまの要望を聞き取り、最適な提案をする」力は、営業や販売、事務職など幅広い仕事で重宝されます。
もし「お金の不安を少しでも解消したい」と思うなら、早めの転職も選択肢のひとつです。
とはいえ、「今の職場をすぐには辞めたくない」という場合もありますよね。その場合は、副業にチャレンジしてみるのもおすすめ。
たとえば、実店舗でのお買い物に同行してコーディネートを提案するサービスなど、アパレルの知識を活かせる副業もありますよ。
まとめ
・焦りを感じるのは、現状を変えたいという前向きな気持ちのあらわれ。決して悪いことではありません。
・アパレルショップでの経験は、転職や副業にとても役立ちます。早めのチャレンジを。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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