生もずくとは?塩蔵もずくとの違いは?
一般的にスーパーで流通されているもずくは、もずく酢などの「味付けもずく」や塩漬けされた「塩蔵もずく」など加工されているものが多いですよね。
4月〜6月の今の時期に楽しめる「生もずく」は加工されていないため、もずく本来の味を楽しむことができます。
また、塩漬けされていないため、塩抜きする必要がなく、栄養成分が流出する心配がほとんどありません。
POINT
もずくには水溶性食物繊維である「フコイダン」をはじめ、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれています。
美味しく・栄養価も高い生もずくを上手に活用しましょう♪
もずくの薬膳的効能は?
薬膳におけるもずくの効能として“身体の余分な水分を尿として排出する”働きがあります。
梅雨など湿度が高い日が続くと、身体の汗や尿を排出する機能が落ち、体内に余分な水分が溜まりやすくなります。
むくみやだるさ、頭痛などの症状を引き起こすことも。
もずくなどの海藻類を日ごろから取り入れることで、症状を抑えることが期待できます。
POINT
もずくには“身体の熱を冷ます”働きもあるので、暑い夏の時期にもおすすめです。
もずくの保存①冷蔵保存
販売店によって異なりますが、パックのまま2週間程度は冷蔵庫で保存できます。
1週間程度を期限としているものもあるので、記載されている賞味期限に従って食べるようにしましょう。
もずくの保存②冷凍保存
もずくは冷凍保存できます。
手順
- 洗ってしっかり水気を切り、1回量ごとにラップで包みます。
- 冷凍保存用袋に入れ、できるだけ空気を抜き、密閉して冷凍庫で保管します。
※解凍する際は、電子レンジなど急激に温度が変化する方法は避け、冷蔵庫や流水でゆっくりと解凍してください。解凍後はなるべく早めに食べきりましょう。
POINT
冷凍生もずくの賞味期限は約半年。
もずくを冷凍しておくことで、鮮度を保ったまま長期間楽しむことができます。
これからの季節はもずくもずくパワーで乗り切ろう!
これからのジメジメした梅雨にも暑い夏にもおすすめのもずく。もずくの「余分な水分を外に出す」働きと「身体を冷ます」働きを借りて、不調を乗り越えたいですね。
生もずくはスープや酢の物、天ぷら、チヂミ、もずく丼などいろいろな料理に使える万能食材。
今が旬の生もずくを賢く冷凍して、夏まで楽しみましょう♪

◆ライター / yuki
管理栄養士。
大学院修士課程修了後、薬局の管理栄養士として栄養指導や相談、栄養・運動講座、レシピ作成、健康食品や化粧品の販売などに携わる。
現在は2児の子育てをしながら在宅でフリーの管理栄養士として活動中。食や美容に関する記事の執筆や監修などを行っている。
薬膳にも興味があり、薬膳調整師の資格を取得。食を通じて健康な身体づくりをモットーに日々知識をアップデートしている。
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