【貯蓄額】37歳、男性の場合
プロフィール
37歳、男性
営業職、年収600万円
妻(39歳、専業主婦)と子(7歳、5歳、2歳)と5人暮らし
【相談内容】老後の生活費は、15万円程度で足りますか?
「働けるまで働きたいと思い、資格を取得して独立したいと考えています。老後の資産については特に何も考えていないのですが、ざっくり生活費15万円ほどで暮らせますか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
質問者さんの貯金額は1,400万円と、平均を大きく上回っていらっしゃいますね。
老後は月15万円で暮らせる?支出を見直して未来に備えよう
質問者さんは、老後は月15万円程度で生活していけるのかどうかお考えなのですね。
ここでは、「老後の生活費月15万円」が実現可能か、現実的な視点でアドバイスしていきます。
老後の生活費は人それぞれ
老後の生活費は、夫婦2人で月平均約29万円*です。
しかし、この金額はあくまで平均であり、実際には住んでいる地域やライフスタイルによって大きく異なります。
質問者さんが目標とする「月15万円」は、支出を工夫すれば十分達成可能なラインです。
*……参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編(高齢者のいる世帯)世帯主の就業状態別」
家計簿をつけて老後資金をシミュレーションしよう
老後資金を考えるうえで、まず取り組みたいのは「家計簿をつけること」です。
現在の支出を項目ごとに整理して支出管理をすることで、老後どの支出が減り、どの支出が増えるかを予測できるようになります。
たとえば、子どもが独立すれば教育費や食費は減りますが、高齢になると医療費は増加する傾向にあります。
今の家計をベースに、老後のお金の流れをシミュレーションしておきましょう。
「働き続ける」という意識は最大の武器
「働けるまで働きたい」という意識は、老後資金を守るうえで非常に重要です。
完全リタイアして収入がゼロになると、貯金を取り崩すだけの生活になり、資金寿命が短くなってしまいます。
月数万円でも働き続けることで、資産の減りを大きく抑えることが可能です。
体力や気力に合わせて、できる範囲無理なく収入を確保していけると良いでしょう。
まとめ
・老後資金を考えるために、家計簿をつけ、将来の生活費についてシミュレーションをしておきましょう。
・「働き続ける」ことは、老後資金を守るうえで非常に有効な手段です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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