【住宅ローン】37歳、アルバイトの場合
プロフィール
37歳、男性
製造業のアルバイト
▼現状
世帯年収:600万円
住宅ローン:2,400万円
家族構成:父(会社員)、母(専業主婦)、弟(会社員)
地方在住
【相談内容】世帯年収600万円×住宅ローン2,400万円は妥当?
「世帯年収に対する住宅ローン借入額は妥当ですか?どんどん物価が高くなり、買い物も我慢することばかりです。この状況で投資をしても大丈夫でしょうか?」
世帯年収600万円の住宅ローンをシミュレーション
まずは、年収に対して何倍の借入かを見てみましょう。
住宅金融公庫「2023年度 フラット35利用者調査」によると、全国のフラット35利用者の平均借入額は年収の6.7倍*。
世帯年収600万円の相談者さんの借入額は2,400万円で、年収の4倍です。
収入に対する住宅ローンの負担は平均よりも軽いと言えます。
*……参考:住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査」(p.18)
毎月の住宅ローン返済額は少なめの水準
相談者さんの現在のローン返済額は、毎月4万円とのこと。
居住費の目安は収入の25%以内なので、年収600万の場合は毎月約12.5万円。
相談者さんの家計における居住費の割合はとても理想的ですね。
しかし、昨今の物価高の影響を受け、買い物をするときも我慢ばかりの生活にお悩みとのこと。
相談者さんの現在の収入でのやりくりは、支出管理だけでは難しいかもしれません。
まずは娯楽費分だけでも副業で稼ぐことを検討してみてはいかがでしょうか。
クラウドソーシングサイトを使えば、データ入力や集計業務のお仕事を受注できます。
スキマ時間に自宅で無理なく始められるので、副収入を得たい方にぴったりです。
文章を書くことが得意であればWebライターの仕事を請け負ったり、インターネットで無料で学んで動画編集スキルを身につけたりするのもおすすめです。
自分の得意を活かせる副業を見つけることで、楽しみながら収入を増やせますよ。
投資をしてもいい?
相談者さんは、今の状況で投資をするかお悩みとのことですね。
投資は、生活防衛費(6ヶ月〜1年分の生活費)を確保できているなら、悪い選択ではありません。
ただし、初心者の投資は15年以上の長期運用が基本といわれています。
15年の間には、株価の大暴落を経験することもあるでしょう。
短期の値下がりに心が揺れてしまうと、売却して損を出すことになりかねません。
自分が無理なく続けられるリスク許容度の範囲で、コツコツ積み立てることが大切です。
まとめ
・相談者さんの住宅ローン借入額の負担は年収の4倍で、平均よりも軽め。
・毎月の返済額は理想的な金額。余剰資金を生むには収入アップを狙って。
・投資は、生活防衛費が貯まっていれば◎ただしリスク許容度を見極めることが大切。
※この記事では媒体で募集した情報に編集を加えて掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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