38歳、製造業の給与明細

【リアル給与明細】38歳、製造業。手取りが少ないのに税金が高い……。節税できますか?【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【38歳 製造業】
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sino
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2025.05.11

【リアル給与明細】38歳、製造業の場合

38歳、製造業の給与明細

プロフィール

38歳、男性
製造業

▼現状
仕事内容は、ロープの製造。
労働時間は月105時間。
ボーナスは4万円程度。

【相談内容】交通費を抜くと、手取りが17万円台です。収入が低いのに税金が高くて困っているので、節約できるか知りたいです。

解説するのは……

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?

平均給与

質問者さんは、収入が低いのに税金が高いと感じていらっしゃるのですね。

ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。

質問者さんの現在の収入を年収換算すると約269万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の製品製造・加工処理従事者の平均年収は約450万円*です。

*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」

このことから、質問者さんの給与は平均より低めと考えられます。
ただし、勤務時間は月105時間と短めなので、時給換算するとそれほど低い水準ではありませんよ

税金で損しない!賢い会社員の3つの節税術

質問者さんは、手取りが17万円台と少ない中、税金の負担が大きく感じられ、少しでも節約したいとお考えなのですね。
以下の3つの方法をうまく活用して、負担を軽減しましょう。

① ふるさと納税を活用

ふるさと納税は、寄付をすることで住民税・所得税の控除を受けられる制度です。
たとえば、年間20,000円寄付すると、自己負担は2,000円だけで翌年18,000円分の税負担が軽くなります。

実質2,000円の負担で、自治体からお米やお肉などの返礼品がもらえるため、食費の節約にもつながりますよ!

② iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入

iDeCoに加入すると、掛金が全額所得控除の対象になり、税金の負担を減らせます。

たとえば、毎月10,000円を積み立てると年間120,000円が所得控され、所得税・住民税が軽くなります。
ただし、60歳まで引き出せないので、老後資金として長期運用することが前提です。

③ NISAを活用

NISA(少額投資非課税制度)は、投資の運用益が非課税になる制度です。

通常、投資の利益には20.315%の税金がかかりますが、NISAを使えば利益がそのまま手元に残るため、将来的な資産形成に役立ちます。

100円から積み立てOKなので、無理のない範囲で始めてみるのがおすすめです。

まとめ

節税出典:stock.adobe.com

・質問者さんの現在のお給料額は平均よりも低い水準ですが、勤務時間が短めなので時給換算するとそれほど低い水準ではありません。

・会社員が節税するには「ふるさと納税」「iDeCo」「NISA」の活用がおすすめです。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

ほかの30代の給与明細は……

【参考】37歳、女性/製造業の調整購買出典:4yuuu.com

【参考】34歳、女性/ITエンジニア出典:4yuuu.com

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
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