【リアル給与明細】28歳、営業職の場合
プロフィール
28歳、男性
営業職
▼現状
仕事内容は、WEBマーケティング
労働時間は月160時間、残業は30時間
ボーナスは無し
【相談内容】給与が少なく、結婚資金を貯められません。どんな家計管理をしていけばよいでしょうか?
解説するのは……
◆かげやま
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
人には相談しにくいお金のこと。そんな悩みや不安を気軽に相談できるFPを目指しています。
お金の制度や保険について分かりやすく伝えます。
現在のお給料は平均と比べると?
質問者さんと同年代の同業種の平均年収は約471万円*です。
質問者さんの現在の年収は約300万円ですので、質問者さんのお給料額は、平均よりかなり低い水準と言えそうです。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
家計管理のポイント
質問者さんは、「家計管理を見直し、結婚資金を貯めたい」とお悩みですね。
それでは、家計管理ついて解説します。
1.「家計の見える化」が重要
家計管理で最も重要なことは、「家計の見える化」です。
収入や支出、資産状況などをきちんと把握することが重要となります。
まずは、1〜2か月の間、何にいくら使ったのかを記録し、無駄な支出が無いかチェックしてみましょう。
あわせて、加入している保険やサブスクなどの固定費を見直すことも必要です。
2.家計管理の黄金比率「50:30:20のルール」
次に、家計管理の予算を考えます。
家計管理の方法は人それぞれですが、「50:30:20ルール*」が家計管理の理想的なバランスとして知られています。
このルールでは、手取り収入のうち、50%を必要な支出(生活費)、30%を自由な支出(娯楽費)、20%を貯蓄に充てるという考え方です。
複雑な計算や家計簿などが必要ないので、まず、このルールを試してみてはいかがでしょう。
質問者さんは「結婚資金を貯めたい」という明確な目標がありますので、目標の達成までは貯蓄の比率を多くするなど、自分のライフプランに合わせて調節することも大切ですね。
*……参考:『All Your Worth: The Ultimate Lifetime Money Plan』Elizabeth Warren 著
3.貯蓄の習慣をつける
家計管理の予算に従って、毎月、少額でも貯蓄をする習慣をつけることが大切です。
質問者さんは「なかなか貯蓄ができない」とお悩みなので、「先取り貯金」で毎月の収入から自動的に貯蓄用口座に移す方法も試してみてください。
家計管理は一生続くものです。大切なのは、無理をせず継続すること。
また、20代はスキルアップへの投資も大切な時期です。
将来の収入アップに繋がる自己投資も並行して行うことで、より豊かな未来を築いていけますよ。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりもかなり低い水準です。
・家計管理の理想比率は「50:30:20のルール」です。
・毎月少額でも貯蓄・投資に回す習慣をつけることが大切です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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