【リアル給与明細】29歳、非鉄金属精錬従事者の場合
プロフィール
29歳、男性
製造業の非鉄金属精錬従事者
▼現状
仕事内容は、電子基板の破砕・サンプリング業務など。
労働時間は月130.5時間、残業は75.5時間程度。
ボーナスは450万円程度。
【相談内容】仕事量に対して給料が少ないと感じています。昇給額も少ないので、10年後、20年後を考えると副業より転職のほうがいいでしょうか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、現在のお給料が仕事量と見合っていないと感じておられるのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約517万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の製銑・製鋼・非鉄金属製錬従事者の平均年収は約461万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料額は平均よりも高い水準と言えそうです。
仕事量に対してお給料額が見合っていないと感じる方へのアドバイス
質問者さんは、仕事量とお給料が見合っていないことに悩み、副業か転職を考えているのですね。
仕事がきついなら転職
もしお給料額より仕事のきつさが質問者さんの主な不満であれば、副業よりも転職がおすすめです。
副業を始めると体力や時間の負担が増し、さらにストレスが溜まるおそれがあります。
体力を使う非鉄金属精錬のような仕事では、労働環境が改善される職場を見つけることが大切です。
転職活動には時間をかけ、慎重に進めましょう。
新たなスキルを探すなら副業
一方で、自分の得意分野や新たなスキルを見つけるために副業を試すのも一つの方法です。
副業を通じて自分の適性や興味を確認でき、異なる分野に挑戦することで新たなスキルが身につくかもしれません。
ただし、今の仕事がきつい場合、副業で体力を消耗するのは避けましょう。
副業はあくまで自分の「好き」と「得意」を見つける手段として活用してみてください。
現状の不満を解消するためには、前向きに転職を検討するのが賢明です。
無理のない範囲で働きながら、将来の自分に投資して、より良い仕事環境と生活を実現できると良いですね。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも高い水準です。
・現状の主な不満が「仕事のきつさ」にあるのであれば、副業よりも転職の検討がおすすめです。
・得意分野や新たなスキルを見つけるために副業を試すのも一つの方法です。
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