35歳、営業の《リアル貯金額》。もっと貯められるはず……。保険を見直したいです【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【35歳 女性】
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2025.03.29

【貯蓄額】35歳、女性の場合

35歳、女性の貯蓄額

プロフィール

35歳、女性 
メーカーの営業、年収500万円
夫(35歳、会社員)と2人暮らし
世帯年収1,500万円

【相談内容】貯蓄を増やしたい!生命保険付きの保険の積立は有効ですか?

「もっと貯蓄したいので、家計を見直したいと思っています。生命保険付きの保険の積立について相談したいです」

現在の資産額の水準は?

二人以上世帯貯蓄

質問者さんと同じ30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円*です。

*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」

質問者さんの資産総額は410万円と平均値を下回っているものの、中央値よりは260万円も多い額となっています。

貯蓄と保険、どう使い分ける?効率的な資産形成の方法

質問者さんは貯蓄を増やしたいのですね。
世帯年収が1,500万円と安定した収入がある中で、貯蓄を増やす方法を考えるのはとても良いことです。
今の状況で保険をどのように扱うべきかを解説します。

保険と貯蓄は分けて考えて

質問者さんは生命保険付きの積立を検討中とのことですが、貯蓄を増やす目的で保険を利用するのは効率が悪い場合が多いです。
貯蓄型保険は手数料が高く、途中解約すると元本割れのリスクがあるため、資産運用としては適さないケースもあります。

ただし、老後の保障や相続対策を兼ねる場合には、貯蓄型保険が有効なケースも。
例えば、終身保険を活用すれば、死亡保障を確保しながら貯蓄も可能。
目的に応じた選択が重要といえるでしょう。

一方で、コストを抑えて保障を備えたい場合は、掛け捨ての生命保険がおすすめ。
その分の資金をNISAや貯金に回せば、資産を増やしやすくなります。

お金を増やすためには「NISA」や「iDeCo」の検討を

資産形成が目的なら、貯蓄性のある保険よりもNISAやiDeCoのほうが手数料が低く、合理的にお金を増やしやすいといえます。
NISAは運用益が非課税で、いつでも引き出し可能です。
iDeCoは原則65歳まで引き出せませんが、老後資金の準備に適しており、掛金が所得控除になるため節税効果が大きい点が特徴。
資産形成を考えるなら、保険と貯蓄を混ぜて考えず、それぞれを切り離して備えるとよいですよ。

まとめ

生命保険の文字とお金の模型出典:stock.adobe.com

・生命保険付きの保険の積立は、資産を増やすことには効率的ではない場合があります。

・資産形成が目的ならNISAやiDeCo。保険は保険、貯蓄は貯蓄とそれぞれ切り離して備えましょう。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

ほかの30代の貯金額は……

【参考】32歳、女性/公務員出典:4yuuu.com

【参考】38歳、女性/不動産業の営業出典:4yuuu.com

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡