【年収いくら?】41歳、企画職の場合
プロフィール
41歳、男性
企画職(正社員)
▼現状
年収:約720万円
ボーナス:年間100万円
労働時間:月150時間、残業は5時間程度
家族構成:妻(40代、パート)と子(9歳、7歳、5歳)の5人暮らし
世帯年収:約750万円
【相談内容】子どもが3人います。今後の教育費無償化はどうなる?
「将来への不安から貯蓄に回す金額が多く、手元に残るお金があまりありません。子どもが3人と多いので、教育費無償化の方針が気になります」
現在の年収は平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の年収は、約720万円です。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、40〜44歳の企画事務員の平均年収は約677万円*。
このことから、質問者さんの現在のお勤め先は平均よりも高い水準と言えそうですね。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
2025年度からの教育費無償化、どこまで負担が減る?
質問者さんにはお子さんが3人いらっしゃるので、教育費の負担が気になるのは当然です。
2025年度から教育費の無償化が拡大されるため、制度を理解して適切な額を備えましょう。
大学の授業料が無償化(3人以上の子どもがいる世帯対象)*
質問者さんのようにお子さんが3人いる家庭では、大学・短大・専門学校の授業料と入学金が無料になります。
文部科学省が指定する「高等教育の修学支援新制度」の対象校に限られますが、国公立・私立問わず、進学費用が大幅に軽減するでしょう。
ただし「3人以上を扶養している」家庭が条件なので、第1子が大学等を卒業し扶養から外れてしまうと制度が適用されなくなるので注意してくださいね。
*……参考:文部科学省「高等教育の修学支援新制度」
高校の授業料無償化がさらに拡充
高校の授業料についても、2025年度からさらに支援が拡充される方針です。
- 2025年度:所得制限(910万円以下)が無くなり、すべての家庭が対象に
- 2026年度:私立高校の授業料補助が引き上げられ、年間最大45万7,000円まで支援される予定
高校の学費負担も大幅に軽減されるため、経済的な安心感が増しそうですね。
同年代の年収平均は……
国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、40〜44歳男性の平均年収は約612万円*です。
質問者さんの年収は約720万円と、年齢別の平均と比べても高い水準になっています。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
まとめ
・2025年度から、3人以上お子さんを扶養しているご家庭は対象の大学の授業料が無償化されます。
・2025年度から高校の授業料無償化も拡充される方針です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
ほかの子育て世帯の年収は……
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