雛人形の飾り方①雛人形の左右の配置と上座下座の基本
かつての日本では「左上位」が基本でした。
お内裏様が向かって右側、お雛様が向かって左側に配置されていたようです。
しかし、明治維新後、国際標準である「右上位」に合わせる形で変更されたのだそう。
現在では、お内裏様を向かって左側、お雛様を向かって右側に飾るのが一般的です。
雛人形の飾り方②桜橘の飾り方にも決まりがある
雛人形に添える桜橘(さくらたちばな)は、邪気を払う効果があるとされる大切な飾りものです。
この桜橘にも、配置の決まりがあります。
桜はお雛様側(向かって右側)、橘はお内裏様側(向かって左側)という配置が基本です。
雛人形の飾り方③飾る時期と片付けのタイミング
雛人形を飾る時期についても、いくつかのポイントがあります。
立春から15日後の2月18日頃「雨水」の時期が、良縁にも恵まれるとされているとのこと。
また、3月2日に飾ることは「一夜飾り」となり縁起が悪いとされているため、この日は避けるのが望ましいようです。
片付けについては、ひな祭りが終わったら早めに行うのが良いとされています。
長く飾っておくと、ホコリが付きやすくなってしまうためです。
ただし、ひな祭りの終わった翌日にすぐ片付けなければならないというわけではないので、できるだけ湿気を避けるよう、天気の良い日を選んで片付けるのが良いでしょう。
伝統を大切にしつつ、現代のマナーも知ろう
雛人形の配置は、現代では国際的なマナーに合わせた「右上位」が標準となっていることをお伝えしました。雛人形の配置や飾る時期を知り、素敵な春の訪れと共に、華やかなひな祭りを楽しんでくださいね。
動画本編では、配置や時期についてさらに詳しく解説をしています。こちらもぜひご覧ください。

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