【リアル給与明細】39歳、企画設計の場合
プロフィール
39歳、女性
企画・設計
▼現状
仕事内容は、コールセンターの企画設計。
労働時間は月189時間、残業は17時間程度。
ボーナスは50万円程度。
【相談内容】仕事内容に対してお給料は多いと感じています。NISAを始めたいと思っていますが、税金対策や確定申告等のことがわかりません……。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約968万円になります。
一方、国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、質問者さんと同年代の平均年収は約336万円*です。
*……参考:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
質問者さんのお給料額は平均の3倍近くとなっていて、かなりの高水準ですね。
NISAを始める前に知っておきたい税金と確定申告の基本
質問者さんはNISAを始めたいと考えつつ、税金や確定申告の仕組みがわからず不安を感じているのですね。
NISAにまつわる税金や確定申告についてわかりやすく解説します。
NISAは税金対策が不要
NISAの最大の特徴は「投資による運用益が非課税になること」です。
通常の投資では得た利益に約20%の税金がかかりますが、NISA口座で得た利益については税金がかかりません。
NISA口座で投資をするのであれば、税金対策で頭を悩ませる必要はありません。
確定申告も基本不要
会社員がNISA口座で投資を行う場合、基本的に確定申告は不要です。
NISAで得た利益は非課税であり、年末調整や確定申告で申告する必要がありません。
ただし、上場株式の配当金やETF(上場投資信託)に投資して配金を特定の方法で受け取る場合は確定申告が必要になることもあるので注意が必要です。
投資初心者さんにおすすめの全米や全世界インデックスへの投資であれば確定申告は不要なので、安心してくださいね。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりもかなり高い水準です。
・NISAで投資をする場合、運用益が非課税になるので税金対策は不要です。
・上場株式の配当金やETF(上場投資信託)に投資するなどの特定のケースを除き、確定申告も不要です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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