【リアル給与明細】30歳、システムエンジニアの場合
プロフィール
30歳、女性
メーカーのシステムエンジニア
▼現状
仕事内容は、社内SE。
労働時間は月160時間、残業は月に約17時間。
ボーナスは年30万円程度。
【相談内容】たくさん残業をしても固定残業代しか支払われないので、現在のお給料には不満があります。将来は起業して大きなお金を得たいので、貯金をもっと増やしたいと考えています。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額?
質問者さんは、たくさん残業をしても固定残業代しか支払われない今のお給料に不満を感じているのですね。
では、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。
質問者さんのお給料を年収で換算すると、342万円となります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代のシステムコンサルタント・設計者の平均年収は約628万円*となっています。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
質問者さんの現在のお勤め先は、残念ながら平均よりもかなり低い水準です。
質問者さんがお給料に不満を感じるのももっともと言えそうです。
初期投資を最小限に抑えるおすすめ起業法
質問者さんは、起業のためにお金を貯めたいのですね。
自分の力でお金を稼いでいきたいという考え方は素晴らしいですが、現実的には起業の初期段階でうまくいかないケースが多いのも事実。
焦らず準備を整えながら進めることが成功の鍵です。
小さく始めて自分に合った仕事を探す
起業の第一歩は、小さな規模でスタートするのがおすすめです。
例えば、システムエンジニアとしてのスキルを活かし、クラウドソーシングやフリーランス案件で仕事を受けてみるのも良いでしょう。
いろいろ試してみることで、自分に合った働き方や収益を生みやすい分野が見えてきます。
会社員をしながら副業を始める
最もリスクを抑えた方法は、会社員として働きながら副業でビジネスを始めること。
副業は、たとえ失敗しても会社の安定した収入があるため、リスクを抑えながら起業の準備ができる絶好の働き方です。
大きな初期投資が必要な仕事は避ける
起業はいくつか失敗をするものと考え、初期投資が大きくかかる仕事は避けましょう。
初期費用が数万円程度の、リスクを抑えたビジネスモデルからスタートするのがおすすめ。
小さな投資でスタートし、利益を確保しながら事業を拡大していく計画を立ててみてください。
まとめ
・質問者さんの現在のお給料は、平均よりも低い水準です。
・起業の第一歩として小さな規模からスタートすることがおすすめ。
・会社員をしながらビジネスを起こすとリスクも抑えられます。
・初期投資が大きくかかるものは避けて。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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