【リアル給与明細】45歳、ケアマネージャーの場合
プロフィール
45歳、男性
ケアマネージャー
▼現状
仕事内容は、ケアプラン作成・相談支援。
労働時間は月169時間、残業は19時間。
ボーナスは42万円程度。
【相談内容】勤続18年なのに年収が低すぎると思っています。離婚して養育費を払っていることもあり、現在の収入では満足できません。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、勤続年数に対して今のお給料が低すぎるとお考えなのですね。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約459万円になります。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代のケアマネージャーの平均年収は約434万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は平均よりもやや高めの水準と言えそうです。
養育費を賢く補う!副業と長期的な資産形成のススメ
質問者さんは、勤続年数に対して収入が低いと感じ、養育費もあるためお悩みなのですね。
現状を踏まえたアドバイスをお伝えします。
現在の収入を見直す
勤続18年で収入が低いと感じるのは自然ですが、業界の平均額と比べると質問者さんの年収は高めです。
転職は収入が下がるリスクがあるため、現職の収入をしっかり活用する方向で見直すのが良いでしょう。
養育費を補う副業を検討
子どもの養育費は、母子家庭で月平均5万円、父子家庭で月平均2.7万円*とされています。
この金額の半分程度でも副収入があると、心理的な負担が軽くなるはずです。
質問者さんにおすすめの副業としては、次のようなものがあります。
- ケアマネージャーの知識を活かした講師や記事執筆
- データ入力などのリモート業務
- スキマ時間でできるアンケートモニターや軽作業
*……参考:厚生労働省「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要」
投資は長期的な目線で
投資は長期的な資産形成には有効ですが、毎月の養育費を補うには向いていません。
ただし、老後資金を準備する目的で少額から始める投資は良い選択です。
NISA制度を活用し、インデックスファンドでコツコツ運用することで、将来の安心感を得られるでしょう。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりもやや高い水準です。
・転職は収入が下がるリスクがあります。
・養育費の半分程度を副業で補えると、心理的な負担が軽くなります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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