【リアル給与明細】27歳、プログラマの場合
プロフィール
27歳、女性
PG(プログラマ)
▼現状
仕事内容:プログラミング、テスト作業
労働時間:月160時間、残業3時間程度
ボーナス:年間70万円程度
【相談内容】会社員の自分は給与が上がらないのに、フリーランスの知人は倍くらい稼いでいる。気になるが不安で踏み出せない・・・・・・。
解説するのは・・・・・・
◆hiro
FP2級を持つライターです。
生活に欠かせないお金にまつわる悩みを解決して幸せな人生を歩むお手伝いができるように、正しいお金の知識を私自身も学びながら情報発信をしています。
プログラマの平均年収よりも低めの水準!
質問者さんは会社員としての給与に不満があるため、より多く稼げそうなフリーランスへの転身も気になっているようですね。
プログラマの平均年収は約558万円*。
質問者さんの年収は約372万円なので、平均よりも低めの水準といえます。
クライアントから新たな発注を受けても給与に反映されない現状では、自分の頑張り次第で収入アップが期待できるフリーランスのほうが良い印象を受けるかもしれませんね。
実際にプログラマとして活躍している人のうち、約3割はフリーランスです*。
……参考:厚生労働省「jobtag」
フリーランスとして安定した収入を確保している人がいる一方で、質問者さんが懸念しているように「思っていたよりも稼げない」ケースもあるため注意が必要です。
フリーランスのプログラマが稼げない3つの原因と対応策
プログラマに限らず「フリーランスに転身したが思っていたよりも稼げなかった」と嘆く人がいるのも事実。
あらかじめ対応策を考えておきましょう。
主な原因として考えられるのは以下の3つです。
- 新規案件を獲得できない
- クライアント都合で仕事がなくなる・単価が安くなる
- 体調を崩すと仕事ができなくなる
①新規案件を獲得できない
フリーランスになっても、仕事を獲得できなければ思うように稼げません。
クライアントの要望に応えられる技術的なスキルはもちろん、自分の力で案件を獲得できる営業スキルも必要です。
②クライアント都合で仕事がなくなる・単価が安くなる
苦労して案件を獲得できても、クライアントの都合で契約解除になったり、予算の都合で単価が下げられたりする場合も考えられます。
万が一に備えて、複数のクライアントと取引することや信頼関係を構築しておくことも必要です。
③体調を崩すと仕事ができなくなる
フリーランスが最も注意しなければいけないのが、体調管理。
会社員とは違って有給休暇がないので、体調を崩して仕事ができなくなってしまうと収入を得られません。
体調を崩したときのために貯蓄し、ITフリーランス専用保険への加入などを考えておきましょう。
まずは副業で実績を重ねるのがおすすめ!
質問者さんは現在の職場でほとんど残業がないようです。
急いでフリーランスとして独り立ちするよりも、まずは副業で実績を重ねてみてはいかがでしょうか?
本業に支障が出ない範囲内で、クラウドソーシングや求人サイトを利用して単発で稼げるプログラマの仕事を探してみてください。
実績を重ねて手応えを感じてからフリーランスになったほうが安心ですよ。
まとめ
・現在の収入はプログラマの平均よりも低めの水準。
・フリーランスは自分の力で稼げる一方で、思うように稼げない場合もあるので注意が必要。
・まずは副業プログラマとして実績を重ねるのがおすすめ。
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