【リアル給与明細】20代後半、金融営業の場合
プロフィール
20代後半、女性
金融業の個人営業
▼現状
みなし残業で手当の中に残業代が含まれている。
営業職でインセンティブあり。
【相談内容】収入を増やしたいのですが、なかなか営業成績が上がりません。転職すべきでしょうか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
GOODポイント
質問者さんの月収は約30.4円。
一方で、質問者さんと同年代の金融営業職の平均は約33万円*です。
収入が少ないと感じるのも無理はないでしょう。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
広い知識とコミュニケーションスキルが必要な職業を3年続けているということは、質問者さんはかなり社会人としてのスキルが高い女性と言えるでしょう。
気になるポイント
インセンティブ制の営業職は、仕事の困難さに対して基本給は控えめに設定されており、インセンティブ(手当)を積み上げていくもの。
質問者さんのお悩みにもあるように、あまり営業成績が芳しくないようです。
このまま営業職を続けるか、違う職種に移るか悩む時期かもしれませんね。
今の仕事、転職すべき?
質問者さんは20代後半とのことで、転職をして新たなスタートを切るのに比較的不安の少ない時期と言えるでしょう。
ただし、やみくもに転職を重ねてしまっては、時間もお金も、そして自分自身も消耗してしまいます。
まずは自分の価値観を見直し、どんな仕事にやりがいを感じられるのかを見つめ直してみましょう。
コミュニケーションは得意でも営業が苦手であれば、サービス業や福祉の仕事なども視野に入れてみてはいかがでしょうか。
お金を稼ぐことが優先事項であれば、インセンティブがさらに高いフルコミッションの営業にチャレンジしても良いですね。
注意してほしいのは、いくら高収入でもストレスフルな仕事は避けたほうが良いということ。
自分らしくやりがいを持って楽しく働けないと、ストレスで浪費が増えてしまい、収入以上に支出が増える悪循環に陥ることになります。
転職を考える前に思い切って有給休暇を取って少し遠くに出かけてみるのも、日常から離れて自分を見つめ直す良いきっかけになるのでおすすめですよ。
転職の前に自分の価値観の見直しを
幸せは、お金をたくさん稼ぐことだけではありません。
楽しく自分らしく過ごせるのであれば、たとえ収入が平均以下でも幸せに生活できます。
自分が大切にしたい価値観は何か、理想のライフスタイルはどんなものかを見直して、あなただけの幸せの形を発見してくださいね。
まとめ
・営業成績が伸び悩むなら、転職も視野に入れてみてもOK。
・転職をする前に、自分の価値観の見直しを。
・幸せな毎日に必要なものは、お金だけではありません。
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