【貯金額】36歳、女性の場合
プロフィール
36歳、女性
レジ接客のパート勤務、年収60万円
夫(36歳、自営業)、子(0歳)と3人暮らし
【相談内容】子どもに医療保険は必要ですか?
「家の家計管理は夫がやっており、貯蓄額は私個人のものです。子どもが生まれたため、それ以外に余裕を持っておきたいと考えています。子どもの医療保険や学資保険を組む必要はありますか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代単身世帯の貯金額は、平均が594万円・中央値が100万円です。
質問者さんの資産額は約35万円で、これは平均貯金額の約5.9%、中央値の35%となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
※質問者さんおひとりの貯蓄額のため、単身世帯との比較としています。
医療保険と学資保険は?子どもに本当に必要な保険の見極め方
質問者さんは、お子さんの将来を考え、医療保険や学資保険が必要かどうかを悩まれているのですね。
それぞれの保険のメリット・デメリットを踏まえて、家計に合った選択を考えてみましょう。
子どもに医療保険は必要?
日本の場合、子どもの医療保険は必須ではありません。
基本的な医療費は公的保険でカバーされており、自治体によっては医療費助成制度も充実しているため、実質的な負担が少なく済むケースがほとんどです。
そのため、お子さんに医療保険をかける必要性は低いでしょう。
むしろ必要なのは、収入を支える親に掛け捨ての生命保険をかけることです。
万が一の事態が起きた際、お子さんが成人するまでの生活費や教育資金を確保できます。
お子さんの安心を保つためにも、家計の中心となる方の生命保険を優先的に考えることが大切です。
学資保険は必要?
学資保険は保障と貯蓄機能が組み合わさっており、満期時にまとまった資金を受け取れるため教育費の準備を計画的に進めたい場合に便利です。
ただし、利回りは低めであるため、学資保険はあくまで「貯金代わり」と考えてください。
教育資金を貯める手段としてお金の成長を期待するのであれば、低リスクのインデックス投資などを長期投資することを検討しましょう。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約5.9%、中央値の35%です。
・子どもに医療保険をかける必要は基本的にはありません。必要なのは、収入を支える親への掛け捨ての生命保険です。
・学資保険は教育費の準備を計画的に進めたい方に向いていますが、お金を大きく成長させることは期待できません。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
ほかの30代の貯金額は……
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