1.流しの下に食品を収納する
流し(シンク)の下にお米、漬物、調味料等の食品を入れていませんか?
特にお米は水を使って研ぐので、流しの下に収納しておくと便利ですよね。
しかし、実は流しの下は給水・給湯の配管、排水管が通っていることもあり、高温多湿になりやすい場所。
食品の保存には向きません。
流しの下には、水回りでよく使うざるやボウル、包丁、まな板、ビニール袋、サランラップ等を収納すると良いでしょう。
2.レンジフードにモノを置く
現在のレンジフードは薄型が主流です。
従来のブーツ型に比べ、スリムですっきりしたデザインが人気ですよね。
そのレンジフードの出っ張った部分に、モノを置いていませんか?
殺風景なのでインテリア小物や観葉植物を置きたくなりますし、便利だからとキッチンペーパーや調味料を置いたり、フライ返しやおたまなどをフードのふちに引っ掛けてぶら下げたりもしたくなります。
しかし、東京都の火災予防条例では「コンロの近くに燃えるものを置かないこと」と定められています。
万が一、調理中に上に置いてあるモノが落下してきたらどうでしょうか?
直接火に触れなくても、お鍋の中に落ちて中身がはねたら大変危険です。
レンジフードの上や周りには、極力モノを置かないようにしましょう。
3.重いモノを吊戸棚に収納する
普段はあまり使わないホットプレートや土鍋は、吊戸棚に収納しがち。
吊戸棚は高い位置にあり出し入れがしづらいので、使用頻度の低いモノを入れるのに適した場所ではあります。
しかし、取り出すときは踏み台を使うことがほとんどではないでしょうか?
そのような不安定な姿勢で頭の上から重いモノを取り出すのは非常に危険です。
吊戸棚に収納するモノは「あまり使わない軽いモノ」にして、重いモノは足元収納や戸棚の下に収納しましょう。
3つのNGに気を付けて安心安全なキッチン空間にしよう
キッチンに収納するモノは種類が多く、どこに何をしまったらいいか分からなくなることもありますよね。基本的には「どの場所で使うか」を考えて収納すればOKです。
今回お伝えした3つのNGを意識して、改めてキッチンの収納を見直してみてくださいね。
◆整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーター / 福島レイナ
子どもの頃から部屋の模様替えが好きで、大学では環境心理学を専攻。空間が人に与える心理的影響について学ぶ。
大学卒業後はキッチンのショールームでアドバイザーとして勤務。新築・リフォームのプランニングや展示会のナレーター、セミナー講師等も務める。
子育てのため退職してからは、自分と家族に使いやすい収納・動線を日々研究中。
4人の子どものママ。
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