【リアル給与明細】32歳、作業療法士。転職せず副業で3〜5万円ふやしたいです【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【32歳 作業療法士】

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松田亮太
松田亮太
2024.08.07

【リアル給与明細】32歳、作業療法士の場合

32歳、男性/作業療法士

プロフィール

32歳、男性
作業療法士

▼現状
福祉サービス業7年目。
業務は作業療法士として障害者の一般就労の支援。
労働時間は月160時間、残業は月1時間程度。
ボーナスは年30万円。

【相談内容】3〜5万円収入を増やしたいのですが、在宅でできるおすすめの副業はありますか?

解説するのは……

 

◆松田亮太

ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
大学卒業後、地方銀行、外資系生命保険会社を経て、現在FP事務所に勤務中。

年収が平均よりも低いため収入増加が必要

平均給与

相談者さんは7年間作業療法士としてお勤めされており、現在の年収は約322万円です。
月3〜5万円収入増加を考えており、お子さまのお世話もあるため在宅でできる副業を検討中とのこと。

同年代の平均年収は約485万円、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」による作業療法士の平均年収は約403万円であり、相談者さんの年収はいずれよりも低くなっています。
将来の教育費も考えれば、少しでも収入を増やしたいところでしょう。

*……参考https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001213360&tclass2=000001215880&tclass3=000001215884&stat_infid=000040163743&tclass4val=0

おすすめの副業は?

在宅でできる副業は多数ありますが、ポイントサイトの利用やアンケートモニターなど手軽にすぐ始められるものは報酬が低い傾向にあります。
また、フリマアプリでの不要品の販売は、ある程度の収入は見込めるものの、長く続かないことも。

副業選びの中で需要なポイントは、どれほどの収入があるか(収益性)と、長く続けられるか(継続性)の2点です。

クラウドソーシングサービスの利用がおすすめ

相談者さんには、クラウドソーシングサービスの利用がおすすめ。

クラウドソーシングは会社や個人がインターネットで不特定多数の人に業務を依頼するビジネス形態で、パソコンで完結できる業務がほとんどです。
報酬は業務内容や依頼者によってさまざまですが、月3〜5万円であれば十分可能。
長期の業務もあります。
つまり、クラウドソーシングサービスは収益性も継続性もある副業ということです。

お子さんが寝たあとのちょっとした時間を活かせば、生活リズムを大きく変えずに副業できます。

これまでの経験を活かせる業務からのスタートがおすすめ

クラウドソーシングサービスで募集されている代表的な業務は、以下のとおりです。

  • 記事作成・監修:Webでの記事の作成や、作成された記事の監修。1文字=0.5円〜2円以内がほとんど。専門性が高い記事ほど高単価になる傾向。
  • データ入力:請求書や経費などのデータ入力。時給制のところも。
  • ブログ作成:ブログの作成代行。報酬は記事作成と同程度。
  • アンケート回答:簡単だが単価はかなり低く、1アンケートで10〜100円程度。
  • SNS運用代行:コンテンツの投稿やフォロワーとのやりとりの代理業務。単価はさまざま。
  • 動画作成・編集:経験がないと難しいが1本=10万円など高単価の依頼も。

相談者さんは作業療法士であるため、経験を活かした記事作成は単価が高くなる可能性があります。
いずれの業務も始めは慣れないことも多く、望むような収入が得られないかもしれませんが、長期継続するほど安定した副業になるはず。
少しずつでもチャレンジして、収入を増やしましょう。

まとめ

医療従事者の男性出典:stock.adobe.com

・副業は収益性と継続性が重要。

・クラウドソーシングサービスは収益性、継続性がある副業。

・クラウドソーシングサービスでは経験を活かせる業務からスタートするのがおすすめ。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

同年代の給与明細は……

【参考】37歳、男性/事務職出典:4yuuu.com

【参考】33歳、男性/物流スタッフ出典:4yuuu.com

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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松田亮太

大学卒業後、地方銀行、外資系生命保険会社を経て、現在FP事務所に勤務。個人宅を中心にお金の正しい知識と知恵を伝える一方で、社内の総務、人事、経理などバックオフィスを一手に引き受けている。
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級