ぶどうは疲労回復や動脈硬化予防にも◎
ぶどうの主な糖質であるブドウ糖や果糖は、吸収が速く体内で素早くエネルギーになるため疲労回復効果が期待できます。
そのため、夏の暑い時期やスポーツ後のエネルギー補給にも最適!
さらにぶどうの皮にはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が豊富に含まれています。
特に皮が黒い巨峰やピオーネなどに多く含まれており、動脈硬化や眼精疲労の予防も期待できるのです。
ぶどうの保存方法①冷蔵保存なら洗わずに
ぶどうはデリケートな果物のため、常温で保存するとすぐに傷んでしまいます。
そのため、すぐに食べない場合は冷蔵庫での保存がおすすめ。
また、ぶどうの表面についている白い粉は「ブルーム」といい、脂肪酸などのぶどう由来の成分が皮の表面に浮き出たものです。
ブルームには水分の蒸発を防いで鮮度を保つ働きがあるため、冷蔵保存するときは洗わず白い粉を落とさないようにしましょう。
ぶどうの保存方法②冷蔵保存なら1粒ずつ切り離して
巨峰やシャインマスカットなど、大粒のぶどうは1粒ずつ切り離して保存します。
ここで重要なのが、軸を数ミリ残して切ること。
軸が残っていないと切り離した部分から水分が蒸発してしまい、傷みやすくなってしまいます。
キッチンバサミなどで1粒ずつ丁寧にカットしましょう。
キッチンペーパーを敷いた保存容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
POINT
デラウェアなどの小粒のぶどうは房のままキッチンペーパーで包み、保存容器に入れて冷蔵保存しましょう。
ぶどうの保存方法③冷凍保存なら洗って保存
ぶどうは冷凍保存も可能です。
1ヶ月など長期で楽しみたい場合は、冷凍庫で保存しましょう。
冷凍保存の場合は洗ってOK。
冷蔵保存と同様に軸を数ミリ残して1粒ずつ切り離し、さっと洗い流しましょう。
キッチンペーパーで水気を拭きとり、保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
ぶどうを冷凍すると、皮が簡単に剥けるメリットも。
皮ごと食べられる品種なら、半解凍でシャーベット状にしても美味しく食べられます。
POINT
デラウェアなど小粒のぶどうは、冷凍保存も房のままでOK。
さっと洗い、キッチンペーパーでふき取ったらラップで包んで保存しましょう。
ぶどうは上手に保存して長く楽しもう♪
ぶどうは常温保存では傷みやすいですが、冷蔵庫で保存すれば長く楽しむことも。冷やしすぎると甘味を感じにくくなってしまうため、食べる20分前には冷蔵庫から出しておくと美味しく食べられます。
暑い夏のエネルギー補給にもおすすめなので、保存のコツを押さえて最後まで美味しく食べきりましょう。
◆ライター / yuki
管理栄養士。
大学院修士課程修了後、薬局の管理栄養士として栄養指導や相談、栄養・運動講座、レシピ作成、健康食品や化粧品の販売などに携わる。
現在は2児の子育てをしながら在宅でフリーの管理栄養士として活動中。食や美容に関する記事の執筆や監修などを行っている。
薬膳にも興味があり、薬膳調整師の資格を取得。食を通じて健康な身体づくりをモットーに日々知識をアップデートしている。
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