この夏も猛暑予想!熱中症対策の正解は?
パナソニック社が行った「エオリア 熱中症対策セミナー」で、気象予報士で防災士の増田雅昭(ますだまさあき)さんが紹介された“屋内での熱中症対策”をご紹介。
屋内での熱中症対策6選
- 体を暑さに慣れさせる
- こまめに水分補給、汗をかいたときは塩分補給
- しっかり睡眠を取る
- 室内の温度と湿度を意識する
- 室内の風通しを良くし、がまんせずエアコンを使用
- 夜に気温が下がらないときは、エアコンを切らずに使用
猛暑の中では、がまんせずエアコンを使うのが◎屋内を含め十分な熱中症対策を行い、夏に備えるのが良さそうです。
エネルギーコストを抑えるための、エアコン選びって?
エアコンの使用を我慢しないために知っておきたいのが、エネルギーコストを抑えられるエアコン選びの方法。
みなさんは、エアコンが部屋の空気を冷やす仕組みをご存知でしょうか。エアコンは室内機と室外機がパイプで繋がっていて、その間を冷媒というガスに乗せて屋内から屋外へ熱を運ぶことで部屋の空気から熱の量を減らし、冷やしているのだとか。冷房であればこの熱を奪う能力、暖房であれば供給する能力がポイントで、それをわかりやすく表現されたのが“畳数の目安”。
エアコンの“畳数の目安”が“6〜9畳”となっている場合は、“6畳から9畳までの部屋”というわけではなく、“木造平屋南向き和室の6畳、もしくは鉄筋マンション南向き中間層洋室の9畳”を意味しているそう。これは、建築物の構造によって気密性が異なるためで、同じ鉄筋マンションでも1階と最上階では暑さ・寒さが異なることもあったり、断熱性や窓の向き・大きさ、天井高など部屋の状況によっても変わったりするそうです。
部屋に見合わない小さな能力のエアコンを購入した場合、頑張って冷やそうとエアコンがずっとフルパワーで働き続けることになるので、逆に電気代がかかってしまうということに。エネルギーコストを抑えるには、最初のエアコン選びが肝心のようです!
◆増田雅昭 気象予報士/防災士
ウェザーマップ所属。TBSテレビ・ラジオ気象キャスター。大学在学中に気象予報士を取得し、民放キー局の報道番組に学生予報士として出演。気象キャスターに携わりながら、企業・自治体・個人などへの気象に関するアドバイザーを長年担当。
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