【リアル給与明細】37歳、社内SEの場合
プロフィール
37歳、男性
製造業の社内SE
▼現状
仕事内容は、社内業務基幹システムの導入および運用フォロー
労働時間は月180時間、残業は月20時間程度。
ボーナスは240万円程度。
【相談内容】家族構成は、専業主婦の妻と1歳半の子1人。子どもの保育料が高額で家計を圧迫しているほか、猫を飼っているため光熱費もかかります。現在の収入では貯蓄や投資にまわすお金がありません。節約方法などのアドバイスがあれば教えてもらいたいです。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額?
質問者さんは、現在の収入では貯蓄や投資にまわすお金がなく不安を感じているのですね。
では、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。
質問者さんのお給料を年収で換算すると、約765万円となります。
一方、社内SEとして働いている会社員の平均年収は497万円です。
質問者さんのお給料は平均の1.5倍以上ですので、かなり高めの水準と言えそうです。
高収入なのにお金が足りない人がやるべきことは?
質問者さんは、保育料などが家計を圧迫していて金銭的に不安があるのですね。
結論から言うと、節約よりもご自身の価値観を見直すことをおすすめします。
高収入の方によくあるのが「たくさん収入があるから大丈夫」と思い、生活のすべてにおいて1ランク上のものを選んでしまう傾向です。
「平均よりもちょっと良いもの」を選ぶことで、保育料やペットの飼育料だけでなく、食費や居住費、日用品費なども高くなっていませんか?
そこで必要になるのが、価値観の見直しです。
1ヶ月の支出を家計簿アプリなどでチェックし、「この支出は満足度が低かった」という項目を夫婦で洗い出してみてください。
満足度の高い支出はそのままに、満足度の低い支出を徹底的にカットしましょう。
こうすることで、幸福度を下げることなく無理なく支出を抑えることができますよ。
まとめ
・質問者さんの年収は平均の約1.5倍と、かなり高い水準です。
・収入が多いのにお金が足りないと感じるのであれば、まずは価値観の見直しをして、満足度の低い支出を洗い出しましょう。
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