【リアル給与明細】37歳、パソコン講師。シングルなので教育費が不安です……【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。明細の内訳から、改善できるポイントあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【37歳 パソコンインストラクター】

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ゆきFP
ゆきFP
2024.06.15

【リアル給与明細】37歳、パソコンインストラクターの場合

【リアル給与明細】37歳、パソコンインストラクターの場合

プロフィール

37歳、女性
パソコンスクール講師

▼現状
仕事内容はパソコンスクールの運営業務および講師、教材の販売。
ボーナスは年間80万円。
労働時間は月180時間、残業は月20時間程度。
2人の小学生を持つシングルマザー。

【相談内容】子ども2人の教育費が不安です。学資保険とNISAのどちらがいいですか?

解説するのは……

 

◆ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。

教育費を準備するにはNISA?学資保険?

質問者さんは、教育費の準備を学資保険かNISAのどちらでするかでお悩みのようですね。

結論から申し上げると、教育資金を増やしたいのであればNISA万一の保障を重視したいのであれば学資保険をおすすめします。
それぞれメリット・デメリットがあり、特徴を理解したうえで加入することが大切です。

転職せずにやりくりするのであれば、毎月の支出の見直しで貯蓄率をアップすることも可能ですよ。

学資保険のメリット・デメリット

学資保険の一番のメリットは、万一のときにも教育費の準備ができるところです。
契約者である親が亡くなった場合、毎月の掛け金は免除され、保険金を満額受け取ることが可能。
満期の学資金は契約時に金額が決まっているので、資金計画が立てやすいことも特徴です。

しかし、低金利のためほとんど増えることがなく、途中解約すると元本割れしてしまうデメリットも。
あくまでも保険商品なので、増やすよりも万が一の保障として加入を検討するとよいでしょう。

NISAのメリット・デメリット

学資保険の返戻率が物足りないのであれば、NISAがおすすめです。
投資信託で運用でき、利益を全額非課税で受け取りできますよ。
途中で積立額の変更・停止
一部出金もできるため、融通が利きやすいことも嬉しいポイントです。

ただ、元本保証はなく、経済状況が悪ければマイナスになる可能性もあります
リスクをよく理解したうえで、余剰資金で積み立てすることが大切です。

家計の見直しで貯蓄率アップ、目標金額から逆算して積立する

質問者さんのボーナスは、35〜39歳の平均の93.8万円より14万円ほど低いものの、月給は平均の34.9万円と比べて約4.5万円も多いです。
年収で見ると、平均よりも高い収入ですね。

*……参考https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450091&tstat=000001011429&cycle=0&tclass1=000001213360&tclass2=000001215880&tclass3=000001215881&stat_infid=000040163660&tclass4val=0&metadata=1&data=1

転職せずに今の仕事を続けるのであれば、支出を見直して積立金を捻出する方法もありますよ。
将来の学費でどれくらい準備したいのかを計算し、毎月の積立額を逆算して目標額を目指しましょう。

まとめ

パソコンを教えている女性出典:stock.adobe.com

・運用益重視ならNISA、万一の保障重視なら学資保険がおすすめ。
・支出の見直しで貯蓄のスピードアップが図れる。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。
特に、お金の制度をわかりやすく伝えることが得意です!
育休ママ向けにInstagramで発信もしています。
https://www.instagram.com/chanyuki_money