安産祈願に行く前に知っておきたい決まり・マナー
大変なエピソードもよく聞く妊娠・出産。
妊娠経験がある場合、自身が辛かったり危なかったりした人もいるかもしれませんね。
出産は、少しでも安心して迎えられるのが一番!
そして安定期に入ったころ、多くの妊婦さんとパートナーが行うのが母子の健康と無事を祈る“安産祈願”です。
安産祈願は寺社で行われるので、まずは参拝マナーを確認しておきましょう。
初産の人はもちろん、経産婦ですでにやったことがある人も、おさらいしてみてくださいね。
訪れる際のマナー①服装
安産祈願での服装で何より優先されるのは、妊婦さんの体調です。
無理せず、楽に過ごせる着心地の良いコーデがおすすめですよ。
でも安産祈願は神様に祈願する儀式なのでラフすぎず、清潔できちんと感のある格好が◎
たとえばきれいめなロングワンピースが人気ですが、ゆるくのボトムスを履いている人も。
足元は危なくないよう、ヒールなしや動きやすい運動靴が主流です。
パートナーや上の子と一緒に行く場合は、家族みんなで同じテイストで揃えるのもおすすめですよ♪
訪れる際のマナー②腹帯と初穂料
安産祈願に行くにあたって、事前に確認しておきたいのが腹帯と初穂料について。
どちらも寺社によって対応が異なるので、不明点は事前に問い合わせておきましょう。
- 腹帯……授与品に含まれることがあります。自前の腹帯を持ち込みできるところもありますが、お祓いしてくれるかどうかは寺社によって異なります。
- 初穂料……祈祷を受けるときに寺社に納めるお金のこと。お寺では祈祷料・お布施と呼ぶこともあります。額は5,000〜1万円台と定められていることが多いです。
- のし袋……初穂料は、のし袋に入れて納めると丁寧な印象に。必要ないことがありますが、入れるときは、何度あっても良いおめでたい事柄であることから、“紅白蝶結びの水引ののし袋”がおすすめですよ。
今年はいつ?おすすめの戌の日
安産祈願におすすめの日といえば、「戌の日」!
安産でたくさんの子どもを産む犬にあやかり、12日に1度ある戌の日は、昔から帯祝い(腹帯を巻くこと)で安産を願うのが慣しです。
<2024年の戌の日>
1月 11日(木)・23日(火)
2月 4日(日)・16日(金)・28日(水)
3月 11日(月)・23日(土)
4月 4日(木)・16日(火)・28日(日)
5月 10日(金)・22日(水)
6月 3日(月)・15日(土)・27日(木)
7月 9日(火)・21日(日)
8月 2日(金)・14日(水)・26日(月)
9月 7日(土)・19日(木)
10月 1日(火)・13日(日)・25日(金)
11月 6日(水)・18日(月)・30日(土)
12月 12日(木)・24日(火)
戌の日は安産祈願にぴったりの日ですが、妊婦さんの体調や家族の予定を合わせることも大切です。
安産祈願は戌の日である必要はなく、いつ参拝してもご利益に変わりありません。大事なことは、祈る気持ちです♡
お守りの返納の仕方は?
安産祈願のお守りは、可愛くて気に入ったものを自分で買うだけではなく、家族・友人から有名な寺社のものをもらうこともありますよね。
記念に保管しておくのも良いですが、返納するときはいただいた神社やお寺にお返しするのが一般的。
近くならお宮参りで報告と感謝とともに、返納するのがいいでしょう。
遠くて直接行くのが難しい場合は、郵送で受付してもらえるか確認してみてくださいね。
また他の寺社のお守りをお焚き上げしてくれるところもあるので、近隣で探してみても◎
【大阪近郊】安産祈願で有名な神社・お寺8選
それでは、安産祈願で有名な大阪近郊の神社・お寺をご紹介します。
大阪府内をメインに、関西圏で人気が高い近隣の安産祈願スポットもピックアップしました♪
住吉大社(大阪市住吉区)
住吉神社の総本社で、昔から篤く信仰されてきた「住吉大社(すみよしたいしゃ)」。
大阪で最も有名な神社で参拝客も日本トップクラス。そして、関西最強のパワースポットの一つでもあります。
第四本宮のご祭神・神功皇后は、妊娠中に出陣し無事帰還したのち出産(応仁天皇)したことから、安産の神様としても信仰されています。
また、住吉大社で安産祈願した人は特別なお守りが授けられるのも特徴。それは温もりを感じられる可愛い木目のお守りで、出産時には握り締めているといいんだそうですよ。
<住吉大社の基本情報>
- 住所:〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
- アクセス:住吉大社駅より徒歩約3分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:00
- 安産祈願の申込方法:予約不可
- 初穂料:10,000円
- 腹帯について:授与品に含まれる
- その他:授乳・おむつ替えスペース有
四天王寺(大阪市天王寺区)
「四天王寺(してんのうじ)」は、聖徳太子により建立された日本仏法最初の官寺です。
大きな特徴は、どの宗派の人でもお参りできるよう、宗派にこだわらない和宗総本山であること。
境内にある歴史的建造物や美しい庭園も魅力で、大阪旅行に来たら外せない観光スポットとしても有名ですね♪
安産祈願をはじめ、各種ご祈祷もしていただけます。
お札に願意と名前を記入し、神様のご加護をいただけるようお願いをしましょう♪
<四天王寺の基本情報>
- 住所:〒543-0051 大阪市天王寺区四天王寺1−11−18
- アクセス:天王寺駅より徒歩約12分
- 安産祈願の受付日時:場所による
- 安産祈願の申込方法:-
- 初穂料:場所による
- 腹帯について:-
- その他:-
坐摩神社(大阪市中央区)
安産祈願として大阪エリア最強スポットの一つとしておすすめしたいのが、「坐摩神社(いかすりじんじゃ)」。
“ざまさん”と親しまれる古社で、初代天皇である神武天皇時代に宮中に奉斎されたのが始まりと言い伝えられています。
日本の皇室との関わりが深い、由緒正しい安産祈願の神社です。
神功皇后が応神天皇の安産を、また明治天皇が生誕される際もご祈願されたという逸話も。
安産祈願の授与品には、岩田帯(腹帯)とコロンとした丸い形状が可愛い“鈴守り”が含まれていますよ。
<坐摩神社の基本情報>
- 住所:〒541-0056 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号
- アクセス:鉄本町駅より徒歩
- 安産祈願の受付日時:9:00〜17:00
- 安産祈願の申込方法:予約可能
- 初穂料:-
- 腹帯について:授与品に含まれる
- その他:-
茨木神社(茨木市)
「茨木神社(いばらきじんじゃ)」は、奥社・天石門別神社の創建が平安時代だったとも言い伝えられる古社です。
ご本殿創建400年を記念し、令和の大造営が行われたばかりで、美しい木の本殿にお目にかかれます♪
個人での祈祷の場合、予約不要で当日社務所で申し込みできます。
安産祈願では、持参した自前の腹帯もお祓いしていただけますよ。
<茨木神社の基本情報>
- 住所:〒567-0882 大阪府茨木市元町4-3
- アクセス:茨城市駅より徒歩約10分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:00
- 安産祈願の申込方法:予約不要
- 初穂料:7,000円
- 腹帯について:持ち込み可能で、お祓いもしてもらえます
- その他:-
常光円満寺(吹田市)
高野山真言宗の寺院である「常光円満寺(じょうこうえんまんじ)」は、安産祈願で有名なお寺です。
安産祈願では、自前の腹帯を持ち込みできるのが特徴。
腹巻でもコルセットでもどんなタイプの腹帯でもOKで、ご朱印していただけます。
基本的には予約制の個別祈祷となり、待ち時間も少なくするよう配慮されているので妊婦さんには嬉しいポイントですね。
(水子供養でも知られますが、安産祈願は別のお堂で行われるそうですよ。)
<常光円満寺の基本情報>
- 住所:〒564-0031 大阪府吹田市元町28−13
- アクセス:吹田駅より徒歩約5分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:30
- 安産祈願の申込方法:予約可能
- 初穂料:7,000円
- 腹帯について:安産腹帯(1,000円)、持ち込みも可能
- その他:-
開口神社(堺市)
「開口神社(あぐちじんじゃ)」は、神功皇后により創建された神社です。
昔、同じ場所にあった通称大寺と呼ばれた念仏寺(現在は廃寺)があったことから、“大寺さん”の愛称で今なお親しまれています。
その始まりからも、安産の神様である神功皇后との縁が深く、多くの人が安産祈願に訪れる人気スポット。
“開口”という名も、神功皇后が食事をとる際に口を開けられたことが由来だったとも言い伝えられているんだとか。
<開口神社の基本情報>
- 住所:〒590-0953 大阪府堺市堺区甲斐町東2丁1-29
- アクセス:堺駅より徒歩約10分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:30
- 安産祈願の申込方法:予約不要
- 初穂料:-
- 腹帯について:授与品に含まれる
- その他:授乳・おむつ替えスペース有り
宝珠院(箕面市)
1200年の歴史を持つ「宝珠院(ほうしゅいん)」は、高野山真言宗の寺院です。
ご本尊の如意輪観音菩薩は安産子安観音とも言われ、安産子安・福知二徳(幸福と知恵)のご利益が有名です。
安産祈願では、どんなタイプの腹帯でも持ち込みOKで、ご祈願していただけます♪
また、安産祈願者の名前は毎朝のお勤めの際に読み上げてお祈りしてくれるそうですよ。
<宝珠院の基本情報>
- 住所:〒562-0011 大阪府箕面市如意谷4−5−25
- アクセス:千里中央駅or箕面駅よりバス
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:30
- 安産祈願の申込方法:予約可能
- 初穂料:5,000円(令和7年より7,000円)
- 腹帯について:犬印妊婦帯(1,200円)、無地晒の腹帯(1,000円)、持ち込みも可能
- その他:-
中山寺(兵庫県宝塚市)
兵庫県宝塚市にある「中山寺(なかやまでら)」は、関西でとても有名な安産祈願のお寺です。
人気ランキングでも間違いなく上位に入る最強スポット!
大阪中心部からは電車で約20〜30分ほどでつき、最寄駅からもすぐなので、大阪在住者や旅行客が訪れることも多いですよ。
聖徳太子に創建された中山寺は、古くから日本の安産祈願随一の霊場として知られ、皇室・武家・庶家から幅広く信仰されてきました。
ご本尊の十一面観世音菩薩は、安産の観音様と親しまれています。
安産祈願と安産特別祈祷があり、前者はお札を10日間身代わり祈祷していただく形式で、後者なら直接のご祈祷となります。
<中山寺の基本情報>
- 住所:〒665-8588 兵庫県宝塚市中山寺2-11-1
- アクセス:中山観音駅より徒歩約1分
- 安産祈願の受付日時:9:00〜16:00、安産特別祈祷は9:00〜15:30
- 安産祈願の申込方法:予約不要
- 初穂料:8,000円、安産特別祈祷は20,000円
- 腹帯について:授与品に含まれる
- その他:授乳・おむつ替えスペース有
母子の健康と無事を願いに♡大阪エリアの有名な安産祈願スポットへ行きましょう
安産祈願は、大阪近郊の有名な寺社に参拝しに行くのがおすすめです!いろんな不安はつきものですが、妊娠・出産はとてもおめでたいこと♡最強と言われるような人気の安産祈願スポットに行って、赤ちゃんとママの無事を祈りましょう。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。