大根の皮をむいただけで何カ月も冷蔵保存できるって本当?
大根は、食べきれずに冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと、たくあんみたいにシナシナになりがちですよね……。
そこで今回は、SNSで話題になった「大根の皮をむいてポリ袋に入れれば、野菜室で数カ月もつ」という裏ワザを試してみました♪
長期保存した大根を使って、実際に調理もしてみましたよ。
大根の皮をむいて野菜室で保存してみた
大根の皮をむきます。
少し厚めに、3mmほどむいてみました。
ポリ袋に入れたら、野菜室に入れて2カ月待ちます。
2カ月後に取り出した大根がコチラ。
取り出してみると、大根の外側に黒ずみが広がっています。
この状態で食べられるのでしょうか……?
おそるおそる包丁を入れてみます。
なんと、大根の中側は真っ白でみずみずしい状態!
全体的にハリがあり、水分が抜けた様子もまったくありません。
外の黒ずみを切り取ると、透き通るような美しさ。
ツヤツヤとしていて、大根のみずみずしさが失われていません♪
これはすごい……。
昨日買った大根といわれてもおかしくないキレイさですね。
2カ月後の大根でも美味しく料理できる?大根鶏ガラスープを作ってみた
古くなった大根は、煮物にすると味が染みにくかったりしますよね。
せっかくキレイに保存できても、美味しく調理できなかったら意味がない!
ということで、2カ月後の大根を使って料理してみました。
大根を5mmほどの厚さのイチョウ切りにし、鶏ガラスープを煮込みます。
下処理はしていません。
ちゃんと味が染みるのでしょうか?
結論:2カ月後の大根でもしっかり味が染みる。
15分煮ただけでトロトロ……。
鶏ガラスープがしっかり染みています。
大根が染みて透き通っているため、どこにあるか分からない状態になるほど。
味も絶品です♪
牛スジ大根にもしてみました。
染みない場合を考慮して厚さ5mmの大根を入れたのですが、柔らかすぎて溶けてしまいました。
もっと厚めに切っても大丈夫そうです。
2カ月後の大根は、買ったばかりの大根と遜色のない美味しさですよ♡
食べきれない大根も今日から無駄にしない
大根の皮をむいてポリ袋に入れ、野菜室で保存すれば2カ月後もみずみずしく保てることがわかりました。今までシナシナになって捨ててしまっていた大根も、今日からは無駄になりません♪
たったひと手間でフードロスも食費もカット♡いいことずくめの裏ワザをぜひ試してみてくださいね。
監修者コメント:
大根は皮にも栄養があり、ビタミンCが含まれ、食物繊維も豊富。
皮を厚めに剥くとのことですので、ぜひ皮も美味しく食べていただきたいです。
千切りにして塩昆布と和えて浅漬け風にしたり(風味付けにごま油を入れても◎)、大根サラダにしたりすれば、水溶性ビタミンであるビタミンCの流出も防げるのでおすすめですよ。
監修◆管理栄養士Miki
フリーランス管理栄養士。
管理栄養士養成校卒業後、管理栄養士免許を取得。その後給食委託会社にて13年、品質管理、商品開発、献立作成、大量調理などの経験を積み独立。
現在はwebライターとして栄養や健康を意識した記事の執筆、主婦目線のレシピ開発を行っている。3児の母。
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