【お金のプロ】資産運用を始めるべき「ベストタイミング」を解説!

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せっかく資産運用を始めるなら、なるべく有利なタイミングで始めたい!
そう思いながら時間が経ってませんか?実は資産運用を始めるのにタイミングはいらないらしいのです。資産運用の専門家である「とくのう先生」に聞いてみました♪

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資産運用を始めるのにタイミングはいらない

長期投資出典:www.shutterstock.com

投資というと、安く買って高く売るというのが基本だと言われます。そのため「いつ買えばいいですか?」「いつ売ればいいですか?」と聞かれることがあります。

お金の専門家であれば、どのタイミングで売り買いすればいいのかが分かるのではないか、という気持ちがあるのかもしれません。ただし、長期的な視点で資産を築いていきたい場合、答えとしては「運用に回せるお金があれば投資しましょう」「お金が必要になったら売りましょう」となります。

はぐらかされているように感じるかもしれませんが、これには理由があるのです。

世界の成長とともに増える資産に投資し、じっと待つ

多くの読者の皆さんは、仕事や子育てで忙しい世代かと思います。「お金は増やしたいけれど、手間もかけられない」というのが正直なところではないでしょうか。投資の腕を磨いてプロと勝負しようなどとは考えていないと思います。

実際、プロの投資家はお金や時間をかけて多くのことを調べ、時にはテクノロジーの力も借りながら、どのように投資をすればいいかを考えます。そんなプロがたくさんいる中で勝とうとするのは、やはり難しそうですよね。

ただし、世界の成長をじっと待つという方法であれば、話は別です。数十年の単位で考えてみましょう。皆さんが子どものころから今を比べると、技術が発展して経済が成長しています。親世代と比べれば、もっと成長しているでしょう。

世界が成長していって、それに伴って資産が増えていくこと、例えば世界の株式市場が上がっていくことは、ある程度イメージできるのではないでしょうか。

短期の上がり下がりを予想するのは難しくても、世界の成長とともに増えていく資産に投資し、じっと待つことであれば、できるような気がしませんか。

なるべく早く始めて、長く運用する

長期投資する女性出典:www.shutterstock.com

この「資産が成長するまでじっと待つ」というのは、昔から世界のお金持ちがやってきた資産運用の方法です。この方法は、金額が大きくても小さくても使うことができます。

また、この方法では、資産運用をしている期間を長くすればするほど、資産がより大きく育つことが期待できます。

人は誰でも今日が人生で一番若い日なので、もし運用に回せるお金があるのなら、なるべく早く始めるのが良いということになります。

つまり「始めるなら今!」なのです。

さまざまな資産で運用することがポイント

長く運用を続ける上では一つ大きなポイントがあります。世界の成長に伴って一緒に成長してくれる資産とは何か、ということです。

それは意外と簡単です。一つの国だけでなく、世界の幅広い国に投資をすること。また、一つの資産だけでなく、株式、債券、金、不動産など、幅広い資産に投資をすること。そうすれば、世界のどこで成長が起こっても、資産が一緒に成長してくれる可能性が高まります。

具体的には、投資信託であれば「世界に投資をする」や「バランス型」という説明があるものを選びましょう。「ロボアドバイザー」と呼ばれる資産運用サービスの多くも、様々な資産に分散して投資ができます。

まとめ

なるべく早く始めて長く運用すること、世界中の様々な資産に分散すること。この2つを守ることで、資産運用の成功率はぐっと上がります。

2024年には新しいNISAも始まり、資産運用にチャレンジする方も増えていくと見られています。ぜひ長い目線で資産運用にチャレンジしてみましょう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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得能達/ウェルスナビ

とくのう・たつ。ウェルスナビ リサーチ&クオンツ。全自動で資産運用をおまかせできるロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の研究・開発をしている。早稲田大学で企業金融分野のゼミに所属。卒業後、DIAMアセットマネジメント(現 アセットマネジメントOne)で約8年間金融商品の開発や、国際分散投資を行うファンドの運用を担当した。「働く世代に資産運用を広げたい」との思いから、2023年にウェルスナビに入社。一橋大学大学院経営管理研究科修士課程修了(MBA)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。2児の父。趣味は家計簿記帳と、マニアックな投資の実践。