防災グッズで本当に必要なものとは
いざというときのための防災グッズですが、準備するときのポイントがあります。
まず防災グッズは、一次持ち出し品と二次持ち出し品に分けられ、それらをそれぞれ準備するようにすると良いのです。
ここではまず、基本的な防災グッズのリストを、一次持ち出し品と二次持ち出し品に分けて解説します。
セリアやダイソーなどの100均でも揃えられるようなものには★印を付けてあるので、参考にしてくださいね。
【一次持ち出し品】命を守るものリスト
一次持ち出し品とは、災害が起きたときにすぐに持ち出すもの。
必要最低限の備えとして、最初の1〜2日をしのぎ、まずは命を守るための防災品です。
- 持ち出し用リュック★
- 飲料水：500ml×3〜4本
- 非常食：そのまま食べられるもの
- ラジオ・懐中電灯★：発電や充電ができるものだと◎
- ヘルメット・軍手★・スニーカー
- 予備の電池★、モバイルバッテリー
- スマホの充電器
- 簡易トイレ★：1日分
- 救急用具セット：絆創膏★、常備薬、持病薬
- 雨具★
- 防寒具：アルミブランケット★、カイロ★
- 現金：小銭多め
- 衛生用品：マスク★、ウエットティッシュ★、ビニール袋★、トイレットペーパー★
- 筆記用具・身分証のコピー
【二次持ち出し品】生活を守るものリスト
二次持ち出し品とは、その後の被災生活に備えるための防災品です。
災害復旧や救援物資が届くまでの数日間を自足できるように準備しておきます。
災害後に取りに行けるよう、家や車の取り出しやすい場所に保管しておきましょう。
- 飲料水：1人1日3リットル
- 水用タンク★
- 非常食：そのまま食べられるもの
- 保存食：簡単な調理で食べられるもの
- 簡易トイレ★：数日分
- 衛生用品：水のいらないシャンプー★、ボディシート★、歯ブラシ★など
- 食器類：紙皿★、紙コップ★、割り箸★
- カセットコンロ・ガスボンベ
- 着替え：下着類★、靴下★など
実際に役立ったものといらなかったものリスト
あらゆるものを準備しておいたほうが安心感はありますが、持ち出すには限界があります。
実際に役立った、反対にいらなかったというものをリスト化しました。
でも必要なものや不要なものは人によって異なることを前提として、参考にしてくださいね。
＜実際に役立ったもの＞
- 水・すぐに食べられるもの
- 簡易トイレ★
- モバイルバッテリー
- 懐中電灯★
- カセットコンロ
- 現金
- 安眠グッズ：アイマスク★、耳栓★
- ブルーシート★：床に敷く・風よけにする・目隠しにするなど凡庸性が高い
- トランプなどのゲーム★：気分転換できる
＜いらなかったもの＞
- ティッシュ：トイレットペーパーのほうが凡庸性が高い
- テント
- ナイフ
- ロープ
- ろうそく・マッチ・ライター
- コンパス
- 携帯用の浄水器
- 手回しで使用するラジオやライト
女性に必要な防災グッズリスト
女性の場合、先ほどのリストに追加しておきたい防災品があります。
これからご紹介するものを、基本のリストに追加して用意しましょう。
準備をした後は、一人暮らしの方も家族と暮らしている方も、自分で持ち運べるかを確認してください。
もしも背負って走れなさそうであれば、水や食料など重くてかさばるものは減らす選択も必要です。
先ほどと同様に100均で揃えられるものには★印を付けてあるので、参考にしてくださいね。
【基本】女性に必要な防災グッズリスト
- 自衛グッズ★：防犯ブザー・ホイッスルなど
- 生理用品★：
- 衛生用品★：おしりふき★、携帯用ビデ★、使い捨てショーツ★
- 中身が見えないポリ袋★
- メイク落としシート★、スキンケア用品★
災害後は、女性を狙った犯罪が起こることも。防犯ブザーなどの自衛グッズが必要です。
また、吸水ショーツや月経カップなどの洗って使う生理用品は、衛生状態を保ちにくく不向きです。ナプキンなどの使い捨てを用意して。
自宅用のナプキンも、普段から一周期分多めに準備しておきましょう。
また、洗濯や着替えができないこともあるので、おりものシートがあると安心です。
【妊娠中】の女性に必要な防災グッズリスト
- マタニティマーク
- 母子健康手帳
- 処方薬(貼り止めなど)
- 大きめのナプキン
- バスタオルやストール★
妊娠中の女性は、普段から母子健康手帳を持ち歩き、災害時にも忘れないように気を付けましょう。マタニティマークを持ち出し用のリュックに付けておくと◎
万が一破水してしまったときのために、大きめのナプキンやバスタオルも入れておいてくださいね。
【子供がいる】女性に必要な防災グッズリスト
子供がいる方は、子供の年齢や性別、人数に合わせて防災グッズを用意しましょう。
- 授乳グッズ：ケープ、母乳パッド、液体ミルク、哺乳瓶など
- 月齢に合わせた離乳食
- 着替え
- オムツ
- 抱っこひも
- 防災頭巾
- 子供のおもちゃ★
- お菓子★
小学生などある程度大きい子であれば、子供に持たせる防災グッズを用意すると良いでしょう。
小学校高学年〜中学年以上の女の子がいるのであれば、ナプキンや生理用ショーツも準備しておくと安心です。
まだ小さくても歩けるのであれば、オムツやお菓子、おもちゃなどの軽いものをリュックに入れて持たせても◎
最低限の防災セットおすすめ3選
ここからは、通販で購入できる防災セットをご紹介します。
最初から必要なものが詰められている防災セットは、一から集める必要がないのがメリットです。
まずは最低限、必要になるものが詰められた防災セットをチェックしましょう。
無印良品 いつものもしも持ち出しセット
無印良品(むじるしりょうひん)でも、3種類の防災セットが販売されています。
『いつものもしも持ち出しセット』には、ヘッドライトやアルミシート、最低限の衛生用品が集められ、付属のサコッシュにすべて詰められるようになっています。
パッケージの袋は、濡らしたくないものを収納できる持ち手つき仕様です。
無印良品 いつものもしも持ち出しセット
￥3,990
エムズカンパニー 防災士監修 女性用防災ポーチ
持ち歩き用の防災セットを探しているなら、こちらの女性用防災ポーチがおすすめ。
ライトやホイッスル、簡易トイレ、ナプキンなど、本当に必要なものがぎっしりとセットになっています。
エムズカンパニー 防災士監修 女性用防災ポーチ
￥2,580
防災館 女性のための非常持出セット
こちらの防災セットは、A4ファイルサイズの箱に入っています。
本棚に収納できるので、職場や家の各部屋などに置いておくと安心です。
防災館 女性のための非常持出セット
￥3,980
最強の防災セットおすすめ3選
ここからは、2日ほど過ごすことのできるような防災セットをご紹介します。
水や食料もセットになっているものを集めました。
災害対策本舗 本格的女性用防災セット 被災者の声の形
阪神淡路大震災や新潟県中越沖地震などの被災経験者へのアンケートを元に作られたという防災セットです。一次持ち出しに必要なものが詰められています。
女性用のほか、メインセット、子供用などもあるので、家族分揃えるのもおすすめですよ。
災害対策本舗 本格的女性用防災セット 被災者の声の形
￥19,800〜
アイリスオーヤマ 女性向け防災セット 1人用
アイリスオーヤマの女性向け防災セットは、防災リュックらしくないのが魅力。シンプルなリュックに、50点もの防災品がセットになっています。
内容は、東日本大震災の経験者である女性防災士と災害備蓄管理士が監修したものになっているので、女性にとって本当に必要なものが詰められているといえるでしょう。
アイリスオーヤマ 女性向け防災セット 1人用
￥21,540
オサメット 女性用防災セット 1人用 折り畳みヘルメット付き
こちらの防災セットには、オサメットという折り畳みヘルメットもセットになっています。
頭を守ることは、命を守るうえで大切です。折り畳み式なのでかさばらないのも◎
それ以外にも、ナプキンや拭くタイプのドライシャンプーなど、女性に必要なものが入っています。
オサメット 女性用防災セット 1人用 折り畳みヘルメット付き
￥21,780
防災グッズは自分にとって本当に必要なものを備えて
防災グッズは、年齢や性別、ライフステージなどにより、必要なものが異なります。
やみくもに用意するのではなく、自分には何が必要なのかを考えることが大切です。
ぜひこの記事を参考にして、本当に必要なものを備えてくださいね。
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