防災グッズを用意するときのポイント
子供がいる場合、避難所には短期滞在になる場合が多いので、基本的には『自宅避難』を考えましょう。
家庭での備蓄は3〜7日分程度、持ち出し用の防災グッズは1泊2日〜2泊3日程度の量の用意でOK。
子供が自分で持てる、『防災リュック』を作ると安心です。
ここではまず、防災リュックの作り方のポイントをチェックしてみましょう。
持ち運べる量×家族の人数
緊急時の防災グッズは、持ち運ぶことを考えて用意しましょう。
小さな子供がいる場合は抱っこもしなくてはいけません。
1泊2日程度の量であれば、ママひとりでも持てますよね。
また、パパが不在時の避難を想定し、優先順位が高いものはママのリュックに入れておくと安心です。
子供が自分でリュックを持てる年齢であれば、子供用の防災リュックも用意しましょう。
車がある場合はトランクにも防災グッズを積んでおくと良いですよ。車内は高温になるので、腐る心配がないものにしましょう。
普段使い慣れているものを用意
避難所での生活は非日常ですよね。
自宅避難であっても、電気やガスが使えなかったり、家から出られなかったりと、普段とは違う状況です。
そのため、できるだけ使い慣れているものや食べ慣れた食料を準備しておくと良いでしょう。
子供が好きなレトルトカレーやおやつがあると◎
定期的に見直しをする
せっかく用意した防災グッズも、期限が過ぎて食べられなかったり、電池が切れて使えなかったりしては意味がありません。
また、子供の着替えやオムツなどがサイズアウトしてしまう場合も。
定期的に見直しましょう。
自宅に置く非常食や日用品などの備蓄品は「ローリングストック」がおすすめ。
日頃使っているものを多めにストックしておくことで、災害時にもしばらくの間生活をすることができます。
また、消費しながらストックを保てるので、常に新しい状態をキープできますよ。
【年齢別】防災グッズの必要なものリスト
まず、基本的な持ち出し用防災グッズリストをチェックしてみましょう。
- 食料、水(2〜3日分)
- モバイルバッテリー
- ウェットティッシュ(除菌用・手拭き用)
- ペーパー類、ビニール袋
- 防寒アイテム、雨具
- ラジオ
- 懐中電灯&電池
- 免許証&保険証のコピー
- 生理用品や常備薬、簡易救急セット
- 簡易トイレ
上記のものを大人用のカバンに入れておきましょう。
カバンは両手が開くリュックがおすすめです。
防災用のリュックであれば、燃えにくい素材が使用されていたり反射材が付いていたりして、災害時を考えて作られているので安心感がありますよ。
【0〜1歳】赤ちゃん用防災グッズリスト
授乳グッズ(授乳ケープ、哺乳瓶、ミルク)
- オムツ
- おしりふき
- 防臭加工ビニール袋
- 肌着などの着替え
- 水、離乳食
0〜1歳の赤ちゃん用防災グッズは、基本的にママバッグの中身を多めに用意するようなイメージをすると準備しやすいです。
まだ自分で持てないので、大人用リュックに入れておきましょう。
最も気になるのは授乳ですよね。防災グッズ用には、使い捨て哺乳瓶や液体ミルクがおすすめです。
液体ミルクの缶に直接付けられるアタッチメント乳首もあります。
哺乳瓶に移し替え不要で、缶のまま飲ませることができるので手間がありません。
また、環境の変化などで母乳が出にくくなるおそれも。
完全母乳のママも授乳グッズの用意をしておくと安心ですよ。
【2〜3歳】幼児用防災グッズリスト
- 水、食料
- おやつ
- オムツ
- おしりふき
- 防臭加工ビニール袋
- 着替え
- 絵本やおもちゃ
- ぬりえなどお絵描きグッズ
オムツが外れているかいないかの幼児。子供に合わせて用意してあげましょう。
また、不安になってしまわないようメンタル面を意識して用意すると◎
好きなキャラクターのリュックに入れてあげても良いですね!
普段と違う環境で、おもらしやおねしょをしてしまうかも。
また、行きたいときにトイレが使えないこともあるので、オムツを用意しておくのもおすすめです。
抱っこでの避難になることを想定し、靴も入れておくと安心かも。
【4歳〜小学生】子供用防災グッズリスト
- 水、食料
- 簡易トイレ
- おやつ
- 着替え
- 絵本やおもちゃ
4歳以降は、食べ物は大人とほとんど変わりませんが、食べ慣れた味のものを用意してあげましょう。
好きなおやつなどプラスしてあげると良いですよ。
また、まだまだメンタルケアも必要な年齢。
気が紛れるおもちゃや遊び道具を入れておくのもおすすめです。
トランプなどは、かさばらず家族で遊べて良いですね!
下着の着替えですが、洗えないことを想定し、おりものシートを一緒に入れておくと◎
また高学年の女の子がいる場合は、生理用品も準備しておくと安心です。
100均で揃えられる!防災グッズリスト
しっかり用意したい防災グッズですが、安く揃えられたら嬉しいですよね。
実は100円ショップでも、防災グッズの代用になるアイテムが揃えられます。
子供が2人や3人など複数いる場合でも、人数分用意しやすいですね。
- ティッシュやゴミ袋などの日用品
- レインコートや靴下、肌着
- マスクウェットシートなどの衛生用品
- ホイッスル、三角巾、簡易トイレ、給水バッグなど防災用品
- LEDライト、電池
- 防災袋やリュック
- おもちゃ、ぬりえなどの遊び道具
- 割り箸、使い捨てカトラリー、折りたたみコップ
- 食料品
リスト化すると、たくさんのアイテムが100円ショップで揃えられることがわかりますね!
ただ、食料品は長期保存用ではない場合が多いので、賞味期限には注意が必要です。
子供用防災セットおすすめ5選
ここからは、市販の子供用防災セットを5点ご紹介します。
基本的に必要なものがセットになっているので、着替えやオムツ、お気に入りのおもちゃなどをプラスしてあげると良いですよ!
ママと防災士で作ったキッズ防災セット
まずご紹介するのは、おしゃれなリュックに22種類の防災グッズが入った、キッズ防災セット(3〜7歳対象)です。
内容は、子供サイズの雨具やマスク、幼児や子供が好むパンやクッキーなどの非常食など、子供を主体に考えられています。
子供が遊べるトランプなどの遊び道具までセット♪
リーズナブルなので、子供の人数分揃えられますね!
ママと防災士で作ったキッズ防災セット
¥7,000
防災セットSHELTER KIDS
水に強い生地やファスナー、反射材など、リュックにも工夫が施された防災セットです。
幼児〜小学生までの子供が、自分で持てるサイズ感も嬉しいですね。
防災用品メーカーの作ったセットは、内容もマストアイテムばかり。
ホイッスルや救急セット、簡易トイレまで揃います。
レッド・パステルピンク・ターコイズ・ライムグリーンの4つのカラーから選べますよ♪
防災セットSHELTER KIDS
¥6,900
赤ちゃんを守る 防災セット SHELTERファミリー ベビータイプ
こちらの防災セットは、赤ちゃん向けに考えて作られています。
使い捨ての哺乳瓶4本や、使用済みのオムツが臭わない消臭ビニール袋もセット。
赤ちゃんを連れての避難での心配事が減らせますね。
リュックは大容量なので、多めのオムツや着替えもプラスで入れられますよ。
赤ちゃんを守る 防災セット SHELTERファミリー ベビータイプ
¥14,580
防災セット 被災者の声の形 ジュニアセット
小学校低学年〜中学年向けの防災セットです。
子供でも使いやすいハンディライトや、子供サイズの雨具などが入っています。
カレー味の非常食やパンの缶詰など、子供が食べ慣れた食料が嬉しいポイントです。
防災セット 被災者の声の形 ジュニアセット
¥7,700
地震対策30点避難セット+キッズ防災セット
厳選された防災グッズ30点と、子供に持たせる防災グッズの防災セットです。
子供用の防災グッズだけでなく、大人用もこれから用意する方におすすめ。
キッズ防災セットのリュックは、身長90〜150cmに適応しています。
幼児から小学生まで自分で持つことができますよ!
地震対策30点避難セット+キッズ防災セット
¥35,300
子供の安全を守る防災グッズをしっかり用意!
子供のための防災グッズは、年齢に合わせて用意しましょう。
なんとなく腰が重くて用意できていなかったママも、普段使っている日用品や、食べ慣れた食料を多めにストックするところから始めてみましょう。
とりあえず100均で揃えるのも◎
子供を守れるのは、ママやパパだけです。
この記事を参考に、ぜひ防災グッズを備えてくださいね!
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