赤ちゃんが飛行機に乗れるのは何ヶ月から?料金・機内サービスもまとめ!
里帰りや旅行など、赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る理由はさまざま。
そんなときに、まず最初に確認しておきたいのは赤ちゃんが何ヶ月から飛行機に乗れるかどうかです。
JALやANAを含め多くの航空会社が、「生後8日以降の赤ちゃんであれば搭乗可能」と規程していることがほとんど(※例外あり)。
つまり生まれたばかりであっても、生後7日以内の新生児でなければ同伴者と一緒に飛行機を利用することができます。
航空会社によっては優先搭乗やバシネット席、おもちゃの貸し出しなど、赤ちゃん向けのサービスが利用できるので、予約する際には合わせてチェックしてみてくださいね。
ここでは、赤ちゃん連れにおすすめの航空会社の料金・サービスをまとめてご紹介します♪
JAL
座席が広めで、赤ちゃん連れにもおすすめの「日本航空(JAL)」。機内はもちろん、空港内でも赤ちゃん向けのサービスが充実しています。
- 年齢:生後8日以降〜3歳未満
- 料金体系:大人の膝の上に赤ちゃんを座らせる場合は料金不要、座席を使用する場合は小児運賃適用。
- サービス内容(空港内):優先搭乗・空港内のベビーカー貸し出しなど
- サービス内容(機内):ミルク作りの手伝い・離乳食・おむつ替えができる化粧室・紙おむつ・バシネット(体重10.5kgの2歳未満対象)など
ANA
JAL同様、赤ちゃん連れ向けのサービスが手厚い「全日空(ANA)」。大手航空会社なので、安心して子連れ旅行ができると評判です。
- 年齢:生後8日以降〜3歳未満
- 料金体系:大人の膝の上に赤ちゃんを座らせる場合は料金不要、座席を使用する場合は小児運賃適用。
- サービス内容(空港内):事前改札サービス・空港内のベビーカー貸し出し・空港内の電動カート移動など
- サービス内容(機内):ミルク作りの手伝い・おむつ替えができる化粧室・紙おむつ・おもちゃ・食事・バシネット(体重10kgまで)など
スカイマーク
「SKYMARK(スカイマーク)」は、機内で赤ちゃん向けベッド(バシネット)の利用はできませんが、他の基本サービスは揃っています。
- 年齢:生後8日〜3歳未満
- 料金:大人の膝の上に赤ちゃんを座らせる場合は料金不要、座席を使用する場合は小児運賃適用。
- サービス内容(空港内):優先搭乗・ベビーカーの貸し出しなど
- サービス内容(機内):絵本や塗り絵の貸し出し・ミルク作りの手伝い・おむつ替えができる化粧室・授乳カーテン席など
LCC系
いろんなLCC(格安航空会社)があり、赤ちゃん向けのルールもそれぞれ異なります。
バシネットは事前予約で対応できるところが多いですが、料金体系は大手とルールが違うところも。
たとえばピーチ・アビエーションでは、座席なしで膝の上なら無料ですが、2歳以上は航空券(大人料金)が必要に。ジェットスターやエアアジアは、2才未満でも幼児料金が適用されて、2歳以上の場合はピーチと同様の対応となるようです。
(※なお、3社のうちエアアジアは、生後9日以降の赤ちゃんが搭乗可能。他は、生後8日以降とされています。)
細かい規程はそれぞれ異なるので、利用前に赤ちゃん連れ向けのサービス内容を確認するのがおすすめですよ。
赤ちゃんと飛行機に一緒に乗るときの注意点
赤ちゃんと一緒に乗る飛行機。機内で赤ちゃんがギャン泣きしてぐずったり、オムツ替え・ミルク作りをしなければいけなかったり、普段とは違う場所でママもパパもあれこれ心配になってしまうものです。
また周りの席の人への挨拶や接し方なども、どうしようか迷う人が多いのではないでしょうか?
ここでは赤ちゃんと飛行機に乗るときに、少しでも快適に過ごせるよう、注意点やポイントをまとめています。
おすすめの座席はどこ?バシネット席もチェック
飛行機に乗るときに、まず最初に行うのが座席の申し込み。
せっかく座席指定ができるのなら、赤ちゃんと一緒に座る場所にもこだわりましょう。
まず、新生児から1歳くらいまでの赤ちゃんと行くならチェックしたいのは、バシネット席。
赤ちゃん用の簡易ベッドがつけられる席のことですが、バシネットはどこにでも設置できるわけではなく、事前に問合せや申し込みをする必要があります。数にも限りがあるので、よく寝る新生児の赤ちゃんや国際線での長時間フライトなどの場合、早めに予約しておくと安心です。
また赤ちゃん連れにおすすめの座席の位置は、「前方・後方・通路側・窓側」などいろんな意見があります。
まず前方の座席は、乗り降りしやすいのがメリットで、赤ちゃん連れからも他の利用者からも人気。
後方の座席ならトイレが近いことが多く、オムツ替えやあやしに行くときにも便利。CAさんの席が近ければミルク用のお湯を頼むときにも助かります。(※飛行機の種類にもよる)
また出入りしやすい通路側席、授乳しやすい窓側席など、それぞれ良いところがあります。
それぞれの利点があるので、一緒に利用する家族の人数や行き先、赤ちゃんの月齢などに合わせて選んでくださいね。
オムツ替えは搭乗前までに
飛行機内でもオムツ替えできる設備が整っていることが多いですが、乗り物のなかで行うのはなかなか大変です。
できるだけオムツ替えの回数を減らすためにも、搭乗前(できれば直前)に一度替えておくのがおすすめです。赤ちゃんはもちろんのこと、お世話でドタバタしてしまうかもしれないママ・パパもついでに済ませておきましょう♪
離陸後・着陸前の耳抜き対策
飛行機の離陸後・着陸前は、気圧の急激な変化によって耳に痛みを感じることがあります。
大人なら自分で耳抜きができますが、赤ちゃんはママ・パパのサポートが必要です。ミルクや母乳、月齢によってはお茶・食事・おしゃぶりなどを使って、耳抜きを手伝ってあげてくださいね。
赤ちゃんは耳の器官が未発達で耳抜きが必要ないという見方もありますが、個人差があるので様子を見ながら適宜対応するのがおすすめです。
ぐずったときの対処方法や空港での事前対策
飛行機に乗ったときに一番心配のは、やはり赤ちゃんがぐずったりギャン泣きしたりすること。
家のなかとは違い、周りには他の利用者もいるので余計にママ・パパは焦ってしまいがちです。
でもいつも通り、お腹は減っていないか、オムツは汚れていないか、眠たくないかなどを確認して落ち着いて対応してあげてください。
授乳・ミルクをあげたり、バシネットに寝かせたり、抱っこ紐のなかに入れてあやしたりしてみましょう。
もちろん飛行機のなかでは、普段と同じようにはいかないので、おもちゃやおやつ、タブレットなどを活用するのも一つの手段です。
またハイハイなど体を動かせる月齢の赤ちゃんは、搭乗前に空港内のキッズスペースなどで遊ばせて、機内でタイミングよく眠くなるように調整する先輩ママ・パパも多いようですよ。
周りの席への挨拶例
赤ちゃんは泣くものとはいえ、周りの席の人の反応は気になりますよね。
うるさいと感じてしまう人もいるので、「うるさくしたらごめんなさい」「赤ちゃん連れなので、泣き声などでご迷惑おかけするかもしれませんが……」など、簡単にでも挨拶しておくとスムーズです。
航空会社のなかには幼児連れの申し込みがあると、座席を指定する際に“幼児マーク”がつくので事前にわかっている人もいるかもしれませんが、一言添えるだけでも周りの印象もだいぶ変わりますよ♪
航空会社のサービスをフル利用
赤ちゃんと快適に飛行機に乗るためには、航空会社の子連れサービスを上手に活用するのもポイントです。
赤ちゃんと家族が過ごしやすいよう、大手航空会社もLCCも、いろんなサービスを実施しているのはすでにご紹介した通り。機内だけでなく、搭乗前もうまく利用できれば、多少なりとも負担が減るかも。
それぞれの航空会社が設けているサービスの範囲内で、フル活用しちゃいましょう♪
ママ・パパの気持ちに余裕があるほうが、赤ちゃんもきっと飛行機で過ごしやすくなりますよ。
赤ちゃん連れの飛行機内であると便利な持ち物
それでは、赤ちゃんと飛行機に乗るとき、手荷物として機内に持ち込んでおきたい持ち物リストをチェックしましょう♪
機内に持っていくべき持ち物 | 航空会社によって用意されている可能性があるもの | |
ミルク関連 | 哺乳瓶・ミルク(粉ミルクなら保温容器に入れたお湯も)・母乳なら授乳ケープ(ストール)など | ミルクのお湯 |
おむつセット | 紙おむつ・お尻拭き・着替え | 予備としての紙おむつ |
お食事関連 | ベビーフード・おやつ・飲み物 | 離乳食・飲み物 |
あやし・ぐずり・時間潰し対策 | おもちゃ・絵本・タブレットなど | おもちゃ |
抱っこ紐 | 抱っこ紐・スリングなど | - |
その他 | ガーゼ・ゴミ袋・防寒着(おくるみ)・アルコール除菌シート・ジッパー袋・解熱鎮痛剤など | 毛布 |
飛行機内で使うかもしれないもののなかには、航空会社のサービスの一貫として用意してもらえるものもあります。事前に確認してみてくださいね。
フライト時間や赤ちゃんの様子にも合わせて、必要なものを機内に持ち込んで万全に備えましょう!
赤ちゃんとの飛行機は事前準備をしっかりして対策を♪
いろいろ心配事も多い、赤ちゃんと一緒に乗る飛行機。出来る限りスムーズに過ごすためにも、事前準備をしっかりしておくのがおすすめです。
自分でできる対策はもちろん、航空会社ごとのサービスも確認しつつ、赤ちゃんとの空の旅を楽しんでくださいね。
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