雰囲気しか把握してない人が大多数
タグに描かれている洗濯絵表示。洗濯機マークや手洗いマークなどを参考にしても、正直よく分からないということはありませんか？素材によっては、間違った方法で1回洗濯しただけでお気に入りの洋服が台無しになることも……。
洗濯表示の全部を覚えきれないという方も、今回ご紹介する2個所に注目してチェックすれば洗濯失敗の確率は激減しますよ！
チェックポイント➀そもそも洗ってOKなのか？
まずチェックすべき表示は「家庭洗濯NG」の絵表示があるかどうか。この表示があれば、その通りおうちでの洗濯は不可です。逆に、さまざまな絵表示があっても「家庭洗濯NG」の表示が無ければ、おうちで洗濯できると理解しましょう。
チェックポイント②繊維にも注目
洗濯絵表示のタグをよく見てみると、素材の内訳も書かれているはず。絵表示では家庭用洗濯可能となっていても、素材によっては洗濯機を使わずに手洗いした方が良いものもあるので、どんな素材が使われているかも必ずチェックしてください。
洗濯機OKな繊維
- 綿
- 麻
- ポリエステル
- ナイロン
- アクリル
上記のような繊維は比較的丈夫なので、洗濯機を使用しても大丈夫。洗剤もアルカリ性の一般的な洗濯洗剤でOKです。
手洗い推奨の繊維
- ウール
- カシミヤ
- アンゴラ
- アルパカ
- モヘア
- レーヨン
- キュプラ
- アセテート
- シルク
洗濯機でガンガン洗ってしまうと縮んだり擦れたり、破損する可能性が高いのは上記の繊維。繊細なので、手洗い＆中性洗剤を推奨します。ニットによく使われているウールは、「洗濯機OK」のマークがついていても手洗いがおすすめ。他にも、ここで紹介した繊維は洗濯機の使用が可能になっていたとしても、手洗いするのが好ましいです。
また、レーヨン・キュプラなどは水に浸けると一気に耐久性が落ちるものもあるので、手洗いする場合でもダメージに注意！繊維の中で特にデリケートなシルクも毛羽立ちやスレ、白化などのリスクがあるので、可能であればクリーニング店に依頼するのが安心です。
洗濯の失敗を防ぐ！
ご家庭で洗濯するときは洗濯絵表示を参考にするのはもちろん、繊維をチェックすることで失敗はほぼなくなりますよ！迷ったときはクリーニング店に相談してみるのもひとつの方法です。動画では、ご家庭で洗濯する場合に気を付けたいポイントなどより詳しく解説していますので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
◆洗濯のお兄さん / しゅんぺい
クリーニング屋の店主・戒能駿平(かいのうしゅんぺい)が、クリーニング店の賢い利用法や裏話はもちろんのこと、洗濯に関するさまざまな悩みを解決し、家庭でも簡単にできる洗濯のコツや経済的な洗濯術を紹介しているYouTubeチャンネル。
YouTubeチャンネル：洗濯のお兄さん / しゅんぺい
------------------
Writer：EMIKO
------------------
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
